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三和化学研究所、ハンディタイプの院内測定用グルコース分析装置「グルテストミント」など発売
院内測定用 グルコース(血糖)分析装置
「グルテストミント」新発売のお知らせ
株式会社三和化学研究所(本社/名古屋、代表取締役社長/山本一雄、スズケングループ)は、パナソニック ヘルスケア株式会社との共同開発により、操作が簡単でハンディタイプの院内測定用グルコース(血糖)分析装置「グルテストミント」と、同装置専用のグルコースキット「ミントセンサー」を、平成24年3月2日より、新発売いたしますのでお知らせします。
本製品は、院内における緊急時や輸液等の処置施行時などに、血糖値を測定する院内測定用(POCT(※1))のグルコース(血糖)分析装置です。医師の指導のもと糖尿病患者さんが自宅等で自己血糖を測定する血糖自己測定器(SMBG器)と同様に操作は簡単、スピーディーに測定できます。
加えて、本製品には、SMBG器に比べて高性能な特長として、ヘマトクリット、酸素分圧、マルトースの影響を受けず、より正確な血糖測定値を得ることができます。そして、測定範囲が広く、POCT機としては日本で初めて全血・血漿のいずれの測定も可能(2012年2月27日時点)となっております。さらに、QC(※2)点検機能を搭載しており、定期的にQC測定を行う時期もお知らせします。
また、患者ID、測定者ID、センサーIDの入力可能なバーコードリーダー(※3)を搭載し、院内電子カルテとの接続が可能で、検査結果の一元管理と誤記・転記ミス防止機能を備えております。
本製品をご活用いただくことは、簡単操作で、信頼性の高いより正確な血糖測定値が得られ、さらに的確な院内情報共有にも貢献できるものと確信しております。
なお、本製品は、当社が約20年間にわたって培ってきた血糖自己測定(SMBG)製品化ノウハウと、パナソニック ヘルスケア株式会社が保有する最先端のバイオエレクトロニクス設計技術を結集して、共同開発いたしました。
当社は、これからも医療ニーズにお応えすべく、製品開発に力を注いでまいります。
※1:POCT(Point of Care Testing):臨床現場即時検査。医療従事者が行う検査です。
※2:QC(Quality Control):精度管理。
※3:バーコードリーダー:バーコードを読み取るための装置
【本製品の特長】
1.高性能を追求
・測定範囲は10mg/dL〜1000mg/dLと低血糖から高血糖まで幅広く対応できます。
・ヘマトクリット、酸素分圧、マルトースの影響を受けません。
※ヘマトクリット値は、20〜70%の範囲
・全血(毛細管血、静脈血、動脈血)・血漿の測定が可能です。
2.誤記・転記ミスの防止に貢献
・バーコードリーダーを搭載し、患者さんの取り違えや誤記・転記ミスの防止に貢献します。
・データ管理ソフトをパソコンにインストールして、電子カルテなどの外部システムにデータ出力することができます。
3.カラー液晶と日本語表記
・見やすくわかりやすいカラー液晶画面に、操作方法やエラーメッセージを日本語で表示します。
4.センサー排出レバーと保護カバー装備
・センサー排出レバーで使用済みセンサーに触れずに廃棄でき、取り外し可能な保護カバーで感染予防対策を高めています。
【本製品の主な仕様】
検体量:0.6μL
測定時間:7秒
測定範囲:全血:10mg/dL〜1000mg/dL(測定範囲は業界トップクラス:2012年2月27日時点)
血漿:10mg/dL〜600mg/dL(POCT機として血漿にて測定可能は日本初:2012年2月27日時点)
測定原理:FAD−GDH 酵素電極法
サイズ:幅:57mm 奥行:169mm 高さ:37mm
重量:約170g
電源:リチウムイオン充電池
測定結果保存件数:患者測定結果:1000件、QC測定結果:200件
■希望小売価格
グルテストミント(一式) 189,000円(税込)
ミントセンサー(50枚入) 6,563円(税込)
■初年度販売目標
5億円
■販売元
株式会社三和化学研究所 052−951−8130(代表)
■製造販売元
パナソニック ヘルスケア株式会社
※製品画像は添付の関連資料を参照