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日立、韓国・大林産業と共同で1050MWの超々臨界圧石炭火力発電設備2式を受注

2012-03-02

韓国の火力発電設備で最大となる
1,050MWの超々臨界圧*石炭火力発電設備2式を受注


株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、大韓民国(以下、韓国) の建設大手である大林産業株式会社(Daelim Industrial Co., Ltd./取締役社長:朴 洪春/以下、大林産業)と共同で、韓国西部発電株式会社(以下、韓国西部発電)より、泰安(テアン)火力発電所9号機および10号機向け1,050MW級超々臨界圧石炭火力発電用ボイラを、日立単独で蒸気タービン発電機をそれぞれ受注しました。

韓国では、経済成長に伴い、電力需要が堅調に増加しています。今後も継続的な電力需要の伸びが見込まれていることから、現在約76GWの総発電設備容量を2020年までに約24GW増加させるための新規発電所建設が計画されています。

今回受注した発電設備は、韓国首都圏への電力供給を担い、ソウル市南西100kmに位置する韓国忠清南道市泰安郡の泰安火力発電所に増設される9号機および10号機向けであり、韓国の火力発電設備では最大容量機となります。日立の高い技術力と品質、性能への信頼性、そしてこれまでの韓国における実績などが韓国西部発電より高く評価され、今回受注しました。日立は、蒸気タービン・発電機と、ボイラーの設計を含めた主要機器を担当する予定であり、ボイラー機器に関しては日立のグループ会社であるバブコック日立株式会社(取締役社長:脇野 哲郎)が担当します。9号機は2016年6月、10号機は2016年12月に商業運転を開始する予定です。

日立は、蒸気を高温高圧化することで発電効率を高め、二酸化炭素(CO2)排出量を抑制する超々臨界圧石炭火力発電設備において豊富な実績を有しており、これまでに国内で9基、海外で27基を受注しています。韓国においても、2004年の韓国南東発電霊興発電所3号機および4号機向け870MW蒸気タービン発電機2基や、2010年7月の韓国東西発電唐津火力発電所9号機および10号機向け1,000MWボイラー2基、2010年12月の韓国南東発電霊興火力発電所5号機および6号機向け870MW蒸気タービン発電機2基の受注実績があります。今回、韓国での石炭火力発電設備2式の受注は、国際競争入札案件において、4件目となります。

日立は、今後も多数の新設が見込まれる新興国市場での石炭火力発電所の受注活動を積極的に推進し、社会イノベーション事業をグローバルに展開、加速していきます。

*超々臨界圧 : 温度593℃以上・圧力24.1MPa以上の蒸気条件


配置計画図

 ※添付の関連資料を参照

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