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NEC、デジタルセンドと雑誌広告オンライン送稿サービスを開始
NECがデジタルセンドと雑誌広告オンライン送稿サービスを開始
〜NECのクラウドサービス基盤を採用〜
NECはこのたび、株式会社デジタルセンド(以下 デジタルセンド、(注1))と協業し、雑誌広告オンライン送稿サービスを実現し、このほどサービスを開始しました。
本サービスは、雑誌広告デジタル送稿推進協議会(注2)が規定した J−PDF フォーマット(注3)の原稿を、インターネットを利用したセキュアなネットワークを通じて送稿するためのサービスです。また、プリフライトチェック(注4)とファイル送信を統合した業界初のサービスとなります。
本サービスの開始により、仕様書・出力見本の手渡しやMO・CD等の媒体でやりとりしていた広告送稿業務を、プリフライト作業からスムーズにオンライン送信が可能となるペーパーレス送稿に切り替えることで業務フローを大幅に改善し、高セキュリティ下での安全な原稿取得や媒体情報の一元管理、入稿時間の短縮による緊急時の対応が可能となります。さらに、広告送稿業務に関わる関係各社の担当者が、広告原稿の閲覧だけでなく、容易にかつ安全に情報の修正ができるため、掲載事故のリスクを低減することが可能です。これらにより、広告送稿業務のトータルコストが軽減されるだけでなく、MO・CD等の媒体削減による環境への配慮も可能となります。
本サービスは、デジタルセンドを通して提供されており、システムインテグレーションとテクニカル・サポートはNECが提供しています。システムには、研究とテストの結果Adstream(アドストリーム)(注5)のQuickcut(注6)テクノロジーが採用され、日本の業務フローと厳格な仕様に合わせるためのソフトウェアローカライズはAdstreamの支援のもと、NECが行いました。
本サービスの特長は次の通りです。
1.従来各社が個別メニューとして提供していたプリフライトチェックとファイル送信を、業界初の統合サービスメニューとして提供。
プリフライトチェックには、世界50カ国以上で実績のあるAdstreamの「Quickcut」をベースに、NECが日本市場向けにローカライズ。新たに、雑誌向けの機能・画面、通信セキュリティなどを強化。NECの高セキュリティクラウドサービス基盤を活用。
2.NECのクラウドサービス基盤「RIACUBE(リアキューブ)(注7)」の活用により、サービスを高信頼性・高セキュリティの下で、安全・快適に提供。また、今後のサービス規模や種類の拡大に応じて、柔軟で迅速なシステム拡張や大規模な運用が可能。
NECは、今後も利用されるお客様へのサービス向上に努めるとともに、サービスメニューの創出・提案による、デジタル広告送稿市場のより一層の活性化への貢献を図っていきます。また、広告送稿業務の更なる利便性の追及と業務効率化にも貢献していきます。
以上
(注1)
株式会社デジタルセンド:広告の電子送稿事業を行うために、新聞社、通信社、広告会社計118社によって設立された会社
(注2)
雑誌広告デジタル送稿推進協議会:雑誌広告デジタル送稿に関する諸課題についての解決策を協議・策定するために設立された協議会
(注3)
J−PDF フォーマット:雑誌広告デジタル送稿推進協議会にて定義された制作ルールに準拠したPDF
(注4)
プリフライトチェック:品質管理のための印刷や刷版を出力する前のチェック
(注5)
Adstream:オセアニア・欧州を中心に、グラフィックや映像コンテンツの配信サービスを展開している会社
(注6)
Quickcut:Adstreamが提供するグラフィックオンラインサービス
(注7)
RIACUBE(リアキューブ):NECの提供するIT基盤サービス
*本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
■RIACUBEに関する情報
URL:http://www.nec.co.jp/outsourcing/riacube/
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先NEC メディアソリューション事業部
第三ソリューショングループ
電話:03−5476−4658