丸紅情報システムズ、最長約９ｋｍ先まで音を伝達できる長距離音響発生装置の新製品を販売

最長約９キロメートル先まで音を伝達、長距離音響発生装置「エルラド（ＬＲＡＤ）」の新製品


　丸紅情報システムズ株式会社（略称：エムシス／ＭＳＹＳ、本社：渋谷区渋谷３−１２−１８　社長：小川　和夫）は、単一指向性スピーカーの専業メーカー、米エルラド社（ＬＲＡＤ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ、社長兼ＣＥＯ：トーマス・ブラウン氏／Ｍｒ．Ｔｈｏｍａｓ　Ｒ．Ｂｒｏｗｎ、本社：カリフォルニア州サンディエゴ、設立：１９８０年）製の長距離音響発生装置「エルラド」の新製品「エルラド２０００エックス（ＬＲＡＤ　２０００Ｘ）」の販売を、２０１２年２月２４日より開始します。本製品は、最長約９キロメートル離れた地点まで、クリアな音質で音を伝送することが可能です。従来の機種では、約３キロメートルの伝送距離が最長でした（既存の最上位機種エルラド１０００エックス（ＬＲＡＤ　１０００Ｘ）、およびエルラドアールエックス（ＬＲＡＤ　ＲＸ）の場合）。最大音圧レベル（ＳＰＬ：Ｓｏｕｎｄ　Ｐｒｅｓｓｕｒｅ　Ｌｅｖｅｌ）は、１６２デシベル（ｄＢ）で、製品本体から１メートル離れた地点での計測値です。
　エルラドは、通常の音を拡散させるスピーカーと異なり、高い指向性で音を伝達するのが特徴です。スピーカー部正面を中心とした狭い角度（＋／−１５°）で音を伝達します。既存のスピーカーでは、カバーできないエリアにも強力な音圧で警報やメッセージを届けることができます。本体に接続したマイクからの音声や、録音したＭＰ３プレーヤーからの音をスピーカー部から発生することが可能です。

　※製品画像は添付の関連資料を参照


　エルラド２０００エックスの定価は、２，２２０万円（税抜き金額）です。販売開始から３年間で５億円の売上を目標にしています。海上保安、沿岸警備等の用途で、官公庁向けに販売して行きます。エムシスは、エルラド社の日本国内総代理店です。
　エルラドは、２００８年１２月の販売開始から現在まで、海上での保安警備（船舶に搭載して使用）、重要施設の警備、空港のバードストライク対策、高速道路の注意喚起等のさまざまな用途で使用されています。今後は、地震や津波の発生時に、防災行政無線を補助する目的で、沖合漁船・養殖場、海水浴客・サーファー客等への緊急避難警告を発する等、災害対策向けにも活用できると考えています。


■エルラド製品紹介ホームページ：http://www.marubeni-sys.com/si/atc/


■エルラド製品ラインアップ（６機種）：
（１）エルラド１００エックス（ＬＲＡＤ　１００Ｘ）：持ち運びが可能で、電源不要なバッテリー式の小型モデル。
（２）エルラド３００エックス（ＬＲＡＤ　３００Ｘ）：コンパクトで高性能なモデル。車両、小型船舶、ヘリコプター等への搭載に最適。
（３）エルラド５００エックス（ＬＲＡＤ　５００Ｘ）：高性能なミドルレンジモデル。車両、船舶搭載用として多くの導入実績あり。
（４）エルラド１０００エックス（ＬＲＡＤ　１０００Ｘ）：上位機種モデル。圧倒的な音圧と長距離伝達能力で海上の活用等、多くの導入実績あり。
（５）エルラドアールエックス（ＬＲＡＤ　ＲＸ）：上位機種モデル。カメラ標準装備。照準合わせ、音源の選択、音量調節等のリモート操作が可能。
（６）エルラド２０００エックス（ＬＲＡＤ　２０００Ｘ）：最上位機種モデル。最長音響伝送距離約９キロメートルの長距離伝達能力を持つ新製品。


【エルラド社について】
　エルラド社は　１９８０年にカリフォルニア州サンディエゴ市に設立されました。超音波を用いた指向性スピーカーの製造技術を開発し、幅広い分野においてサウンドソリューションを商品化、ＮＡＳＤＡＱ市場に上場（Ｔｉｃｋｅｒ：ＬＲＡＤ）しています。エルラド社の高度なテクノジーのアプリケーションは、オーディオ技術において新たな市場を拡大します。


【丸紅情報システムズについて】
　丸紅情報システムズは、最先端ＩＴを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そして、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォーム＆ネットワーク、データセンターを軸とするビジネスサービスの４つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。


＊文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。