アシックス、股関節の可動性を高めた競泳用水着「ＴＹＰＥＺＥＲＯ」を発売

股関節の可動性を高めた競泳用水着を開発



　株式会社アシックス（本社：神戸市、社長：尾山基）は、当社競技用ウエアのトップモデルである「ＴＯＰ　ＩＭＰＡＣＴ　ＬＩＮＥ（トップインパクトライン）」より、競泳時における股関節の動きを妨げにくく、スイマーが持つ本来のパフォーマンスが発揮できるよう、立体成型するとともに、伸縮性の異なる２種類の織物を適所に配した競泳用水着「ＴＹＰＥＺＥＲＯ（タイプゼロ）」３タイプ（男性用１タイプ、女性用２タイプ）を新たに開発、１月下旬から全国のスポーツ用品店で発売します。
　メーカー希望小売価格は１８，９００円（本体１８，０００円）から２８，３５０円（本体２７，０００円）で、初年度はあわせて２０，０００枚の販売を予定しています。
　なお、当水着は、２０１１年１月からの主要大会に出場する選手に提供します。


〇写真
　＊添付の関連資料を参照


　今回発売する水着は、流水抵抗の低減を追求した素材の選定や配置に加え、選手の持つパワーを効率よく推進力に変えるのに重要な股関節の可動性を高める機能を付加したのが特徴です。キック時における足の振り幅を分析し可動範囲の中点を割り出し、この中点を基準にした裁断、立体成型を施しています。前方に向かって角度が少し付いた水着形状になっており、股関節のスムーズな動きをサポートするほか、特に足を前に振り出した時の突っ張り感が軽減します。（動作始点「ゼロアングル」※特許出願中）
　また、骨盤まわりに配した伸縮性が高い素材の範囲を前作より拡大するとともに、ななめ方向への伸びを促進するバイアス仕様にすることで伸張性をより高めて動きやすくしています。
　素材は、２０１０年モデルから採用し多くのスイマーから好評をいただいている、東レ株式会社と共同開発した織物「３ＣＳＫＩＮ（スリーシースキン）」を使っています。従来の当社製ニット素材に比べ軽く、素材表面にはっ水機能を持たせており、水中でも水を含みにくく軽量感が持続します。糸の太さによって伸縮性を変えた２種類の「３ＣＳＫＩＮ」を使って適所に配しています。


○素材の種類と配置

◆締め付け力が強い“ハードタイプ”の素材「３ＣＳＫＩＮ−Ｈ」
　従来の当社製ニット素材に比べ約２５％軽く、着圧は従来に比べ約４０％増加しています。これにより、ストリームラインの形成を補助し、大腿部筋肉のゆれを抑え流水抵抗を低減することができます。

◆伸縮性が高い“ソフトタイプ”の素材「３ＣＳＫＩＮ−Ｓ」
　従来の当社製ニット素材に比べ約６５％軽く、ハードタイプの素材に比べ伸長率が約５５％高くなっています。これにより、締め付けによって股関節の動きが妨げられにくく、キックの可動性を高める効果を保持しています。


○水着の構造イメージ
　＊添付の関連資料を参照


＊以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照


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