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日本ショッピングセンター協会、1月のSC販売統計調査を発表

2012-02-27

SC販売統計調査報告 2012年1月



1月既存SC前年比:0.1%

SC総売上高(推計・速報値) 2兆6,622億円(全SCベース)


■売上高の概況■
 2012年1月の既存SC月間売上高の前年同月比は0.1%となり、2ヶ月連続で前年を上回った。

 昨年末からの回復基調と、今月は全国的に気温が低いことも影響して、冬物衣料、防寒用品を中心に好調であった。初売りの集客増や福袋の売れ行きがよかったとの報告が目立ち、クリアランスセールは重衣料を中心に動きがよく、年始のギフト需要や飲食店の利用も伸長した。第2週の連休後はやや動きが鈍かったものの、第3週以降は再値下げや値ごろ感のあるプロパー商材の投入、加えて気温の低下もあり、ファッションビルを中心に活況であった。先月に引き続き、今月は回復基調のみられた震災前の前年比を上回っており、震災後、復興特需のある一部のエリアを除き閉塞感のあったSC商況に、持ち直しの傾向がみられる。
 立地別でみると、郊外地域は全体で0.8%、特にテナントは2.5%と好調であった。一方周辺地域は全体で−1.5%、キーテナントは−3.9%と低調であった。
 地域別でみると、近畿(−2.0%)、四国(−3.1%)、九州(−0.3%)を除き前年を上回った。東北は7.5%で復興需要が続き、北海道(2.2%)、中国(2.2%)、中部(0.9%)も好調であった。
 政令指定都市別でみると、仙台市が9.7%、特にテナントは10.2%と2桁増収であった。復興特需が仙台市に集中しており、ファッションや飲食の伸びがよく、客単価も上昇しているとの報告があった。一方で福岡市(−5.5%)、大阪市(−3.6%)、京都市(−2.7%)が前年を下回った。要因として、昨年、駅前立地に開業した複数の大規模SCが開業後初の年末年始セールを迎えたことも影響し、近隣の競合SCの多くが前年実績を下回るなど厳しい状況が続いている。

 *SC=ショッピングセンター


※本調査は、2010年12月末現在の全SC3,050SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し、調査したものをまとめた。
※集計SC 525SC 回収率 52.5%
※2012年1月のSC総売上高(推計・速報値)は、2011年12月末現在の全SC3,090SCをベースに算出した。なお東北3県のSCの内、東日本大震災によって休業したSCの売上の減少分(推計)を除いている。



*以下の資料は添付の関連資料「表1〜8」を参照
 ・表−1 立地別・構成別 売上高伸長率
 ・表−2 立地別・地域別 売上高伸長率
 ・表−3 都市規模別・地域別 売上高伸長率
 ・表−4 キーテナント業態別 売上高伸長率
 ・表−5 立地別・地域別 総売上高
 ・表−6 立地別SC・キーテナント・テナント効率
 ・表−7 既存SC移動平均(年間)
 ・表−8 SC・百貨店・チェーンストア売上高前年対比


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