フルーク・ネットワークス、携帯型ネットワーク・テスター「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」を発売

フルーク・ネットワークス、
ワンプッシュでイーサネットの接続性試験を約１０秒で行える、
携帯型ネットワーク・テスター「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ（リンクランナー・エイティー）」を新発売

ボタン操作１回で簡単にレポートが作成できる、直感的な操作を実現



　テスターからネットワーク管理まで幅広いネットワーク関連製品を提供する米フルーク・ネットワークスの日本法人である株式会社ＴＦＦフルーク社（東京都港区、代表取締役：早川和己、資本金：１億円、以下フルーク・ネットワークス）は、ワンプッシュでイーサネット（※）の接続性試験を約１０秒で行える携帯型ネットワーク・テスター「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ（リンクランナー・エイティー）」を２月２２日より発売いたします。
　「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」は、イーサネットの接続性と配線問題のトラブルシューティング・ツールと、検証試験のためのテスト・ツールとして、ネットワーク運用現場のエンジニアや企業のＩＴ担当技術者のために開発されました。「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」は、６つの基本的な接続試験が自動テストとして行え、ワンボタン操作で、接続性試験の実施及びその試験結果のレポート作成を実現し、ネットワーク接続性問題を解決する手段として最適なものとなっています。
　「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」は、簡単操作で基本的な接続性および配線問題を合否判定方式で漏れなく行い、検知・特定ができます。したがって、従来のように現場の技術者が上位レベルのエンジニアの支援を求めることなく、自身で効率的な問題解決を図ることができ、その作業効率向上はもちろん、エンジニアのリソース浪費を最小限に止めます。このように、現場の第一線で作業にあたるネットワーク技術者の利便性はもちろんのこと、企業内のＩＴ担当技術者にとっても、外部の専門技術者なしでも、基本的な接続性のトラブルシューティングができることで、作業の効率化が進みます。コスト削減や差別化サービスなど、これまで以上に激しい企業間競争を余儀なくされている通信事業者（サービス・プロバイダー）から、データセンター、企業におけるネットワーク管理者等、幅広いユーザーからコストパフォーマンス性の高い検証ツールとして、大きな期待が寄せられています。また、「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」は、ＰｏＥ（※）とＩＰｖ６（※）の試験機能を持ち、ＰｏＥを利用しているＩＰ電話や監視カメラ、そして、今後のＩＰｖ６採用の加速化等、今日の切迫した業界ニーズにも対応しています。
　「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」の価格は、１台１５８，０００円（税別）〜。初年度売上目標台数は、５００台をめざしております。


　※イーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）：コンピュータネットワークの規格の一つ。ＩＥＥＥ　８０２．３として標準化されており一般的にＬＡＮケーブル上で使用されている。
　※ＰｏＥ（Ｐｏｗｅｒ　ｏｖｅｒ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）：データ通信用のメタル・ケーブルを使って、ネットワーク"　ネットワーク機器が作動するのに必要なだけの電力を送電するための技術のこと。ＩＥＥＥ　８０２．３ａｆおよびＩＥＥＥ　８０２．３ａｔとして標準化されている。
　※ＩＰｖ６（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ　Ｖｅｒｓｉｏｎ　６）：アドレスの枯渇したＩＰｖ４に対して、管理できるアドレス空間の増大や、セキュリティー機能など通信上の改善を加えた次世代インターネットプロトコル。


■基本的な６つの接続性試験の自動化を実現し、ワンプッシュ操作（１０秒以内）で解決！
　ネットワーク技術者だけでなく、企業のＩＴ担当技術者にも役立つシンプルな直感的操作を実現。

　フルーク・ネットワークスは、ネットワークの試験・測定分野において、数十年にわたり、リーディングカンパニーとして製品やサービスの提供、さらに国際標準規格への貢献を果たしてきました。その経験や知識を元に、下記のイーサネット接続性に対する基本的な試験項目を特定し、その自動化によるワンプッシュ操作（１０秒以内）で、瞬時のトラブルシューティングを可能にしました。
　基本的な６つの接続性試験内容は以下のとおりです。
　１）イーサネットの接続性（導通性を含む）試験。
　２）リンク／速度／デュプレックス（※）試験。
　３）ＤＨＣＰおよびＤＮＳサーバーの可用性とそのパフォーマンス試験。
　４）ＴＣＰ　ポート応答試験あるいはピング（ＰＩＮＧ）（※）　試験を通じた主要なネットワーク・リソースへの接続性試験。
　５）最も近くのスイッチおよびポートの検知。
　６）ＴｒｕｅＰｏｗｅｒ機能（※）による真の実効値測定とＰｏＥ性能試験。
　この「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」を使用することで、現場の第一線で作業にあたるネットワーク技術者は、従来、困難となっていたリンク接続性の諸問題に対する幅広い解決ができます。さらに、企業内のＩＴ担当技術者にとっては、イーサネットの接続性試験を６つの基本試験項目にまとめて、自動テスト化するなど、様々な試験のカスタマイズ機能や、即時に対応できる測定処理、シンプルな直感的操作等により、現場技術者のスキル・レベルに関係なく、誰もが、一連の標準化された試験作業を自動的に行うことができます。さらに、操作ミスの減少や、迅速な問題解決といったメリットの他に、障害の誤った診断と障害発生時の問い合わせ電話数の削減等、現場の生産性に大幅な向上をもたらします。

　※デュプレックス（ＤＵＰＬＥＸ）：双方向に送受信が可能な通信路、あるいは通信方式のこと
　※ピング（Ｐａｃｋｅｔ　Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｇｒｏｐｅｒ）：ネットワーク上のデバイスにアクセス可能かを調べる一般的な方法。
　※ＴｒｕｅＰｏｗｅｒ機能：ＰｏＥ給電機器からＰｏＥ　受電機器に対して正しく機能するための電力を実際に供給できるかどうかを調べるため、ＰｏＥ回路に負荷をかけ真の電力測定を行い検証する機能。


●「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」の主な機能と特長：

１）ギガビット・イーサネットや、ＩＥＥＥ　８０２．１ｘやＰｏＥへ対応
　８０２．１ｘ（※）セキュリティーの誤設定やＰｏＥ（Ｐｏｗｅｒ　ｏｖｅｒ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）機能利用により生ずる諸問題に対する解決能力を提供します。

２）６つのイーサネット接続性試験が自動テスト可能
　「イーサネットの接続性（導通性を含む）試験」、「リンク／速度／デュプレックス試験」、「ＤＨＣＰおよびＤＮＳサーバーの可用性とそのパフォーマンス試験」、「ＴＣＰポート応答試験あるいはピング（ＰＩＮＧ）（※）試験を通じた主要なネットワーク・リソースへの接続性試験」、「最も近くのスイッチおよびポートの検知」、「ＴｒｕｅＰｏｗｅｒ機能による真の実効値測定に基づくＰｏＥ性能試験」の６つの試験項目が自動テスト可能です。

３）フルカラーの１／４ＶＧＡディスプレイを装備

４）試験結果の文書化機能として最大５０件のレポート作成が可能
　レポート作成用「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　Ｃｏｎｎｅｃｔ」ソフトウェアが付属。接続性問題の客観的なドキュメント化と試験を行なうエンジニア自身による全てのテスト結果の記録、およびその後に提出するレポートをＰＣにアップロードできます。さらに、さまざまな試験についての試験手順のカスタム化や、それらの試験を１台のテスター内（または複数のテスターにおいて）で、複数のプロファイルとして標準化が可能なため、より一貫性の高いテスト結果を得ることができます。

６）電源：脱着式リチウム・イオン・バッテリー（アクセサリー）、または乾電池が使用可能。

７）本体サイズ：幅８．９ｃｍ×奥行き４．８ｃｍ×高さ１９．８ｃｍ、重量は約５００ｇ（電池含む）のコンパクトサイズ。

＜「ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ　ＡＴ」の価格＞
　１５８，０００円〜（税別）


【フルーク・ネットワークスについて】
　フルーク・ネットワークスは、米国の精密電子計測器メーカーである「フルーク・コーポレーション」のネットワークス部門が２０００年に分社化して生まれたネットワーク関連ツールメーカーです。「Ｗｅ　ｋｎｏｗ　Ｎｅｔｗｏｒｋ」を合言葉に、お客様の重要なＩＴインフラであるネットワークを常に最適な状況に保つための監視・解析やトラブルシューティングをサポートしております。
　現在、日本を含む世界５０ヶ国以上で事業を展開しており、弊社の高品質、高付加価値ソリューションは既に世界２０，０００以上の企業ネットワーク、システム・インテグレーター等のネットワーク設計、構築の専門企業などで使用されています。

▼▼詳細は次のＵＲＬをご参照ください。▼▼▼
　http//jp.flukenetworks.com


　※ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ、ＴｒｕｅＰｏｗｅｒ、ＬｉｎｋＲｕｎｎｅｒ管理ソフトウェア等は、米フルーク・ネットワークス社の登録商標または商標です。
　※その他記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。


＊製品画像・参考画像は、添付の関連資料を参照