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京セラなど、“電動アシスト自転車”を充電する環境配慮型「ソーラーサイクルステーション」を販売開始
普及拡大が進む“電動アシスト自転車”を充電
「ソーラーサイクルステーション」の販売を開始
京セラとKCCSの連携により、高品質・ローコストの充電ステーションを実現
京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫、以下京セラ)と、京セラコミュニケーションシステム株式会社(社長:小林 元夫、以下KCCS)は、京セラ製の高出力太陽電池を利用して電動アシスト自転車の充電を行う環境配慮型の充電ステーション「ソーラーサイクルステーション」を共同開発し、本年11月17日よりKCCSを通じて本格販売を開始しますのでお知らせいたします。
本システムは、太陽電池で発電した電気を利用して電動アシスト自転車のバッテリーを充電するもので、曇りや雨、または夜間で発電不足の時には、自動的に商用電力から賄う機能を備えているため、電力をより安定して供給することが可能となります。
<「ソーラーサイクルステーション」設置事例(滋賀県東近江市役所)>
*画像は、添付の関連資料を参照
・製品名
ソーラーサイクルステーション(solar cycle station)
・発売日
2010年11月17日
・価格(税込)
189万円(工事費別途)
・販売元
京セラコミュニケーションシステム株式会社
(直販、代理店経由で販売予定)
・販売目標
3億円/年間
・標準スペック
●太陽電池モジュール(公称最大出力:208.4W×3枚)
●制御盤(PVコントローラ、DC−ACインバータ)
<システムは1年保証>
■本システム提供の背景
昨今、環境意識や健康ブームなどの高まりにより、電動アシスト自転車国内出荷台数が、2008年に原付バイクの国内出荷台数を上回り、2009年には5年前の約1.5倍に増加するなど、市場は大きく拡大しています。最近では、自治体などでも観光地でのレンタルサービスに電動アシスト自転車を導入する動きが活発化しております。今後さらなる普及が見込まれており、これに伴い電動アシスト自転車の行動範囲を広げる充電ステーションの整備・拡充が課題となってきました。
そこで、京セラとKCCSは、充電ステーションのインフラ作りを支援するため、環境に配慮した安価で導入しやすい「ソーラーサイクルステーション」を提供することといたしました。
今回の「ソーラーサイクルステーション」の提供においては、京セラが太陽電池モジュールの供給およびシステム設計を担当、KCCSが販売・施工を実施いたします。
京セラは公共・産業用太陽電池の累積設置量でトップシェアの実績を誇っており、またKCCSは長年培ってきた太陽光発電システムの高い施工技術を保有しております。今後、両社は、それぞれの強みを活かし、相互に協力して太陽光発電を活用した本システムの導入を自治体、商用施設、企業、学校、ホテルなどに幅広く提案して参ります。京セラグループは、今後もさらにグループ内連携を活かし、地球環境に貢献して参ります。
■本システムの特長
1)ローコスト省電力システムの実現
太陽電池は屋根の上に設置するものという概念に捉われず、フェンスタイプにすることで簡易な構造体となり、施工も簡単であることから安価なシステムでの提供が可能となりました。また、少ない設置スペースで導入が可能です。
2)天候に左右されず電力を安定供給(商用電力自動切り替え機能搭載)
夜間や悪天候で発電量が少ない時は、電力の不足分を自動的に商用電力から賄う機能を備えているため、天候などに左右されず電力の安定供給が可能です。また、本システムは電力会社への申請も必要ありません。
3)非常時電源としても使用可能
本システムは、非常用電源として利用することが可能で、一般的な電化製品もコンセントに挿すだけでそのまま使用できます。
■活用イメージ図
*添付の関連資料を参照
■システム詳細URL
http://kccs.co.jp/company/ecology/solar/cycle/index.html
・公共・産業用太陽光 発電システム
http://www.kyocera.co.jp/solar/es/index.html
・住宅用太陽光 発電システム
http://www.kyocera.co.jp/solar/index.html