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パテント・リザルト、水平多関節型産業用ロボットに関する特許総合力ランキングを発表
水平多関節型産業用ロボット、特許総合力トップ3は
安川電機、米・BROOKS AUTOMATION、日本電産サンキョー
株式会社パテント・リザルトはこのほど、水平多関節型の産業用ロボットについて、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめました。水平多関節型ロボットはスカラロボットとも呼ばれ、動作速度が速く、接地面積が小さいという利点があります。
本調査では水平多関節型産業用ロボット関連の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました(2011年12月末時点のパテントスコアに基づき評価)。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 安川電機、2位 米・BROOKS AUTOMATION、3位 日本電産サンキョーとなりました。
【水平多関節型産業用ロボット 特許総合力トップ5】
*添付画像を参照
水平多関節型ロボットは主に組み立てに利用されると言われますが、本分析においては搬送ロボットが非常に多くなっています。1位の安川電機と2位BROOKS AUTOMATIONが半導体ウェハ搬送ロボットに関し合弁会社と持っていることを考慮すると、本分野における2社の位置付けは他社を圧倒していると考えられます。また、会社規模の小さいローツェが総合力で3位という結果は、注目に値します。
一方、各社の出願時期について着目すると、安川電機は特に2006年以降における出願数の増加が顕著であることが分かります。また、総合力上位企業以外の件数上位企業(件数ランキング10位以内)の出願時期を見ると、セイコーエプソンの2006年以降に出願件数が増加していることが分かります。これら2社以外では、日本電産サンキョーやダイヘンなどが2006年以降に件数を増やしており、特に近年でも本分野に注力していることが伺えます。(簡易コンサルレポート、及びBizCruncherをご利用頂けますと、出願年の内訳をより詳細に見ることが出来ます)
本分析の詳細については、簡易コンサルレポートの「特定技術分野の競合分析:水平多関節型産業用ロボット」に掲載しています。(《コース1》税込99,800円/《コース2》税込31万5000円)。特許分析ツール『Biz Cruncher』を使うと、ご自身でも詳細な分析が可能です。
*添付資料を参照