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日本ベリサイン、「ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューション」を提供

2012-02-22

「ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューション」を提供開始
北海道社会保険病院がiPadなどによる電子カルテ操作に導入

MDM+電子証明書により、
タブレットやスマートフォンからの電子カルテ操作を安全かつ低コストで実現


 日本ベリサイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古市 克典、以下ベリサイン)は、iPhone/iPad/iPod touchやAndroidなどのスマートデバイスから既存の電子カルテシステムを利用可能にする「ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューション」(※1)の提供を開始したことを発表します。

 本ソリューションは、2012年2月より、北海道社会保険病院(北海道札幌市、病院長:岸 不盡彌、病床数:358床)(※2)において、順次導入されます。

 「ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューション」は、リモートデスクトップ(RDP)接続で電子カルテシステムの画面を転送し、入力・操作を行なう際に、タブレット端末やスマートフォンを利用するものです。スマートデバイスの活用により、回診業務の効率化や端末コスト削減を実現しつつ、MDMや電子証明書により情報漏えいの抑止も低コストで実現します。


 主な特長は以下のとおりです。

・ベリサインMDMの利用により、一括した端末管理やセキュリティ対策、ポリシーの適用を実現

・アクセス時に、インストールされた電子証明書により端末認証を随時行ない、外部からの持ち込み機器を排除、固定された端末のみでのアクセスを実現

・RDP接続により既存の電子カルテシステムに接続可能

・Bluetooth接続のバーコードリーダーなどの周辺機器も利用可能

・閲覧だけでなく、タッチパッド等による入力も可能

・タブレット端末の特長である、長いバッテリー駆動時間を活かし、日中帯における充電の手間を省くことが可能(病室での電源確保が不要となり、電源コードによる病室内での事故などを回避)

・Wi−Fiによる院内からのアクセスおよび3G経由の院外からのリモートアクセス時も、端末を安全に利用が可能

・最小構成では7,200円(税別)/(年・台)からの低コストで利用可能(既存のネットワーク環境や電子カルテ端末を活用する場合。スマートデバイスの端末代金や通信費は含まず)


 今回の導入により、北海道社会保険病院では、iPadやiPod touchなどの端末を利用した電子カルテシステムの閲覧および書き込みが可能となりました。従来の電子カルテ端末より小型なタブレットからでもバーコードリーダー等を使用し、投与薬剤の患者認証およびデータ入力作業を回診中に病室内で行う事が可能です。
 また、通常のノートPCより軽量で駆動時間が長いため、持ち歩きにも便利で、ナースカートに乗せ運搬することなく、看護師への負担軽減や回診などの業務を効率良く行うことが可能となりました。

 端末の管理は、ベリサインMDM※3によって、セキュリティ設定の強制適用、リモートワイプ(遠隔操作でのデータの抹消)、VPN接続時に認定端末以外が利用されていないか認証を行なうためのユーザ/デバイス認証用電子証明書の遠隔インストールなどを行います。病院がスマートデバイスを導入する上で課題であった認証強化と情報漏えい防止を解決しています。

 北海道社会保険病院では、今回モバイルデバイスによる電子カルテ向けソリューションを導入することにより、現在、国内医療現場にて導入ケースが多く散見される「電子カルテの閲覧をメインとした仕組み」ではなく、従来のノートPC同様、入力を可能とするべく新たなモバイルデバイスの活路を見出したい思いがありました。
 また、コストを抑制するため、比較的大規模な仮想化サーバなどの構築は行わず、既存の電子カルテ端末をホストとし、RDPの仕組みを利用することで最小コストでの導入を実現しています。iPad、iPod touchを使用した端末は、現場の医師や看護師からテスト時に「直感的かつストレスなく使用できる」という評価を得ており、この度当該ソリューションの導入を決定しました。


 システム管理室の係長 練生川 和弘氏、工藤 浩之氏は、今回の導入にあたり、以下のように述べています。

 「電子カルテが手軽に操作できる代わりに、セキュリティ面において問題が生じるのでは?との不安はありましたが、ベリサインの電子カルテ向けスマー トデバイスソリューションの実用的かつ安全性の高い技術により、安心してモバイル環境を医療現場へ提供できるものとなりました。
 デスクトップでの操作と同じことを行いながら、モバイル専用の特別なシステムを構築せず、基幹システムやそこに接続されている複数のシステムがどこのメーカーであっても、電子カルテ、及びその他のシステムを参照し、データ入力を行うことが可能な仕組みは、あらゆる医療現場で求められる環境であると考えています。今後、この新しい仕組みを北海道から発信し、全ての利用者が低価格で便利なシステムを導入できるように、ユーザの立場で検討・提案・推進して行きたいと考えています。」


※ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューションの構成図、参考画像は添付画像を参照ください。(プライバシー保護のため、画像の一部を加工しております)


 ベリサインでは、今後ますます拡大していくと予測される医療業界でのスマートデバイスの活用において、「ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューション」を皮切りに医療情報向けの安全かつ低コストでの利用環境を提供して行きます。

以  上


※1:ベリサイン 電子カルテ向けスマートデバイスソリューションについて
   https://www.verisign.co.jp/mobile_cloud/verisign_mdm_solution_medical.html

※2:北海道社会保険病院について
   http://www.hok-shaho-hsp.jp/

※3:ベリサイン MDM powered by CLOMOについて
   https://www.verisign.co.jp/mobile_cloud/verisign_mdm.html


日本ベリサイン株式会社について】
 日本ベリサイン株式会社(東証マザーズ証券コード:3722)は、1996年、Veri Sign, Inc.(NASDAQ:VRSN)の最初の海外法人として設立され、2010年8月、米国シマンテック・コーポレーションの子会社となりました。当社は、複雑化するネットワーク環境において、利用者がインフラの存在を意識することなく、安心してビジネスやコミュニケーションを行うことができる社会の実現を目指して、ウェブサイトの実在性を証明するSSLサーバ証明書発行サービス、認証局構築のアウトソーシングサービス、ドメイン名登録サービス、セキュリティに関する様々なコンサルティング、そしてセキュリティトレーニングなど、情報セキュリティ全般にわたるサービスを提供しています。
 詳細は https://www.verisign.co.jp をご参照ください。


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