積水ハウス、シャーウッド住宅向け陶版外壁「ベルバーン」の新製造ラインを静岡工場で稼働開始

シャーウッド住宅向け陶版外壁「ベルバーン」
新製造ラインが静岡工場で稼働開始


　積水ハウス株式会社は、木造住宅シャーウッド事業のさらなる強化・拡大に向け、平成２３年４月に黒崎播磨株式会社（本社：福岡県北九州市、社長：浜本康男氏）より、陶版外壁「ベルバーン」の建材事業を譲り受け、当社静岡工場（静岡県掛川市）に新たな製造ラインの建設を進めて参りました。
　今般、陶版外壁「ベルバーン」の新製造ラインが、完成の運びとなり、２月１４日（火）に生産を開始しました。

　積水ハウスオリジナルの陶版外壁「ベルバーン」は、木造住宅シャーウッドの高級商品「エム・ベルサ」や「グラヴィス・ヴィラ」などに採用される高級外壁材です。
　工業製品として厳しい品質管理のもと生産され、優れた耐候性、耐久性、強度を誇ります。また、焼き物ならではの土の温かみや自然な風合いを表現する高い意匠性により、年月を重ねるごとに深みが増す、風格漂う外観が生まれます。焼き物のため色褪せず、外壁の塗り替えの必要がなく、さらに外壁の接合部には高耐久シーリングを採用することで、長期にわたり美しさを保ちます。


＜最新設備導入による効果＞

（１）生産能力が最大５万ｍ２／月（従来比２．５倍）に拡大
　「ベルバーン」は平成１３年から木造住宅シャーウッドの高級商品向け外壁材として採用して以来、高い人気を誇り、お客様から生産能力を超える受注をいただいておりました。新製造ラインの完成により、従来比２．５倍となる月間最大５万ｍ２（住宅約３５０棟分相当※）までの生産が可能となりより多くのお客様のご要望にお応えできる体制を整えることができました。

※１：棟当たりの使用量１４５ｍ２として計算

（２）「ベルバーン」のデザイン多様化と品質向上によるお客様価値向上
　新たに真空プレスを導入し、これまでの押し出し柄だけでなく、より立体的で複雑な柄の表現も可能となります。これまで以上に多様なデザインの提案と品質向上を図ることで、お客様価値の一層の向上を実現します。

（３）歩留まり率向上（７０％→８５％）と生産スピード向上によるコストダウン
　焼成条件管理システムの導入により、歩留まり率を７０％から８５％に向上させるとともに、オートメーション化による２４時間稼働と生産スピードの向上により、生産コストの大幅な削減を図ることで、一層の市場競争力強化を目指します。

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　お客様価値の向上⇔　シャーウッドブランドの強化



＊陶版外壁「ベルバーン」の特長、施設概要などは添付の関連資料を参照