日本産業機械工業会、平成２３年の環境装置受注状況を発表

平成２３年　環境装置受注状況（平成２３年１〜１２月）



　平成２３年の環境装置受注は、民需の増加により、前年比１０８．２％の５，３０４億円となり、２年連続で前年を上回った。


１．需要部門別の動向

［１］製造業
　食品向け、その他製造業向け産業廃水処理装置、鉄鋼向け集じん装置の増加により、前年比１１３．６％の６５２億円となり、２年連続で前年を上回った。

［２］非製造業
　電力向け排煙脱硫装置、産業廃水処理装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、前年比２３７．９％の６９３億円となり、５年ぶりに前年を上回った。

［３］官公需
　下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置の減少により、前年比９８．１％の３，７１０億円となり、２年ぶりに前年を下回った。

［４］外需
　排煙脱硫装置、下水汚水処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、前年比９７．２％の２４７億円となり、２年ぶりに前年を下回った。


２．装置別の動向

［１］大気汚染防止装置
　排煙脱硫装置の電力向けが増加したことにより、前年比１３０．２％の６５３億円となり、２年連続で前年を上回った。

［２］水質汚濁防止装置
　産業廃水処理装置の電力向け、汚泥処理装置の官公需向けが増加したことにより、前年比１０８．６％の２，３３８億円となり、２年連続で前年を上回った。

［３］ごみ処理装置
　事業系廃棄物処理装置の官公需向けが増加したことにより、前年比１０３．１％の２，２９４億円となり、４年ぶりに前年を上回った。

［４］騒音振動防止装置
　騒音防止装置のその他製造業、官公需向けが減少したことにより、前年比７５．０％の１８億円となり、３年ぶりに前年を下回った。


※以下の資料は添付の関連資料「平成２３年　環境装置受注状況」を参照
　（表１）最近の環境装置の需要部門別受注状況
　（グラフ１）需要部門毎の推移（暦年・受注金額）
　（表２）最近の環境装置の装置別受注状況
　（グラフ２）装置毎の推移（暦年・受注金額）
　（表３）平成２３年１月〜１２月　環境装置の主な需要部門受注状況
　（表４）平成２３年１月〜１２月　環境装置需要部門別受注額　累計