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リバーベッド、パブリッククラウド環境専用のWAN最適化ソリューションを発表
リバーベッド、業界初のクラウド対応WAN最適化ソリューションを発表
新製品Cloud Steelheadが企業のパブリッククラウド導入を支援
IT統合、ポータルベースの管理システム、クラウドベースの価格設定モデルを提供
ITインフラのパフォーマンス向上を専門とするリバーベッドテクノロジー株式会社(東京都港区、代表取締役社長 岡本吉光、以下リバーベッド)は本日、パブリッククラウド環境専用に設計した初のWAN最適化ソリューションを発表しました。新製品Riverbed(R) Cloud Steelhead(R)は企業や官公庁のお客様に、パブリッククラウド向けに設計されたソリューションを通じて市場トップのパフォーマンスを提供します。Cloud Steelheadは容易に導入でき、かつクラウドサービスプロバイダ環境で拡張できるよう設計されており、パブリッククラウドへのデータ移行の高速化と、パブリッククラウド内にホスティングされたアプリケーションのパフォーマンス向上を実現します。Cloud Steelhead の発表により、リバーベッドはプライベート、パブリック、ハイブリッドの各クラウド環境におけるパフォーマンス上の問題への対応をはじめとして、企業のデータおよびアプリケーションを「どこでも高速化(anywhere acceleration)」するというビジョンをいっそう拡大します。
ガートナーのリサーチ担当バイスプレジデント、リディア・レオン(Lydia Leong)氏は次のように述べています。
「クラウドコンピューティングによって、企業のインフラ管理の方式が急速に変化しています。現在、メリットの大きいパブリッククラウドへの投資は683億ドルにのぼるとみられ、当社は今後5年間にその投資が倍増すると予測しています。」※
※ガートナー 「産業部門、世界各地のパブリッククラウド予測 2009−2014」より
パブリッククラウドは、ITリソースを導入する際に柔軟かつ効率的なプラットフォームです。企業は、従量課金制のコンピューティング能力やパートナーとのシームレスな連携、またテストや開発を行うため、クラウドの利用に期待を寄せています。企業はパブリッククラウドコンピューティングがもたらす多くのメリットを活用するため、コスト効率がよく柔軟性のあるクラウドコンピューティングプロバイダを利用することと、今日のアプリケーションやネットワークに特有のパフォーマンス面の制約との矛盾に直面しています。
Cloud Steelheadは、アプリケーションおよびネットワークのパフォーマンス上の問題を克服することで、パブリッククラウドへのデータとアプリケーションの移行のプロセスを高速化し、又どこからデータへアクセスしても高速化できるようになります。Stealheadアプライアンス、Virtual Steelhead、Steelheadモバイルクライアントと相互に利用できるCloud Steelheadは、お客様の既存のITアーキテクチャを変更せずに運用でき、クラウドへのシームレスな統合を実現します。機能は以下です。
・トランスペアレントなクラウド環境での通信傍受
新しいSteelhead Discovery Agentによって、WAN最適化をクラウド環境に統合する方法が大幅に簡素化されました。この新たなアプローチで、顧客のサーバの設置場所をどこにでも動かせるようになり、高度に自動化および仮想化された環境でWAN最適化を利用できるようになりました。この新しいクラウド傍受の形態により、WAN最適化の活用を認証されたサーバは、IPアドレスやサブネットが変更されても、コネクションを適切なCloud Steelheadに自動的にリダイレクトします。
・クラウド使用の料金モデル
顧客の申し込みに基づいた料金モデルにより、WAN最適化でクラウド使用の価格モデルが実現しました。リバーベッドは最低契約期間6カ月という月極め加入を提供しており、Cloud Steelheadを利用するお客様は多額の設備投資をWAN最適化のための運用経費に回せます。
・ポータルベースの簡単な管理
新しいRiverbed Cloud Portalにより、簡単な導入、管理、ライセンシングのほか、Cloud Steelheadインスタンスの即時アップグレードが可能です。
お客様は3回のクリックで新しいCloud Steelheadを導入できます。直観的なインタフェースでキャパシティ、ロケーションなどを管理できます。
・簡単なクローニング
システム管理者は、既存のCloud Steelheadの設定や構成を使用して、新しいCloud Steelheadのインスタンスを迅速かつ簡単に立ち上げる事ができます。
Cloud Steelhead v1.0はまず、Amazon EC2とバーチャルプライベートクラウド(VPC)に統合され利用できるようになります。
アプリケーションやデータをパブリッククラウドに移行する企業は、ITインフラをデータセンターやプライベートクラウドに統合するのと同様の課題に直面しています。パブリッククラウドへの移行は、遅延と帯域幅の制約によりパフォーマンスを大幅に低下させます。リバーベッドが行ったテストによると、ネットワークの制約により、パブリッククラウドを使用したデータの保存やアクセスは、ローカル環境に比べて最大20倍も遅いことがわかりました。Cloud Steelheadは、Steelheadが提供してきたプライベートクラウド環境でのパフォーマンス高速化を求めるユーザに、パブリッククラウド環境でも同様のパフォーマンスを提供します。Cloud Steelheadをテストしたお客様は、これまでよりもアプリケーションのパフォーマンスが最大30倍改善されたと報告しています。
リバーベッドの製品マーケティング担当バイスプレジデント、アプーバ・デイブ(Apurva Dave)は次のように述べています。
「お客様は、現行のITインフラをプライベートクラウドに移行するにあたり、現状把握、最適化、統合に際して当社を頼っています。パブリッククラウドは大変有力な新しいIT提供モデルであるものの、プライベートクラウド環境と同様のネットワーク面における制約があることがお客様との緊密な協業を通じてわかってきました。つまり、ユーザとデータの間の距離が引き起こす遅延によるアプリケーションパフォーマンスの低下を招いているうえに、データ量は既存の帯域幅の限度を超える程の勢いで増加し続けています。リバーベッドはCloud Steelheadの発表を通じて、企業が現在データを利用している領域と今後データを利用する領域でのパフォーマンス上の課題を解決するソリューションを展開します。」
リリース時期
リバーベッドCloud Steelheadは、2010年第4四半期に一般販売される予定です。
リバーベッドについて
リバーベッド(NASDAQ: RVBD)は、ITインフラ・パフォーマンスの専門企業です。リバーベッドのワイドエリアネットワーク(WAN)最適化ソリューションの製品群は、アプリケーションパフォーマンスの向上、統合の実現、エンタープライズ規模のネットワーク、アプリケーションの可視性によって、企業における一般的なITの制約を解消します。さらに、帯域幅、ストレージ、サーバの増設が不要となります。事業拠点が分散している多くの企業が、リバーベッド製品によってITインフラの高速化、即応化、コスト削減を図っています。
リバーベッドの詳細は、http://www.riverbed.com/jp をご覧ください。
Riverbed Technology、Riverbed、Steelhead、RiOS、Interceptor、Think Fast、Riverbedロゴ、Mazu、Profiler、CascadeはRiverbed Technology Inc.の商標または登録商標です。その他記載された会社および製品名などはすべて該当する各社の商標または登録商標です。