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リバーベッド、クラウドストレージアクセラレーター「Whitewater」を発表

2010-11-18

リバーベッド、クラウドストレージアクセラレーター、Whitewaterを発表

バックアップやDRでのクラウドストレージの利用をシームレスに高速化


2010年11月15日、日本発

 ITインフラのパフォーマンス向上を専門とするリバーベッドテクノロジー株式会社(東京都港区、代表取締役社長 岡本吉光、以下リバーベッド)は本日、バックアップおよび厳選された記録業務に特化したクラウドストレージ・アクセラレータ、Riverbed Whitewater(TM)プライアンスを発表しました。リバーベッドは、業界で評価の高い高速化および重複排除の機能をクラウドストレージの範囲に拡大することにより、コスト効率よく高速かつ安全性を損なわずに、既存のバックアップインフラやディザスターリカバリー戦略にクラウドストレージをシームレスに統合できるようになります。

 増え続けるデータ量を処理しなければならない企業側にとり、確実なバックアップ戦略を持つことは極めて重要です。現在の企業の典型的なDRの戦略は、ローカルディスクのバックアップと、VTLやテープなどの長期保存用ストレージを組み合わせたものです。こうした戦略は有効であるものの、複雑で管理も困難なうえ、多額の設備投資を必要とます。企業は、クラウドストレージによるデータ保護戦略の充実化を目指しています。例えばセカンダリーデータセンターに費用をかけずにデータをオフサイトへ安全に移動させ、リカバリー時間の高速化、バックアップ・コストの削減を行い、必要に応じてストレージに出費する方式です。リバーベッドのWhitewaterアプライアンスなら、EMC(R) Atmos(R)、AT&T Synaptic Storage as a Service SM、Amazon S3、などのクラウドストレージ環境に、簡単かつ効率的な手法でデータの移行を可能にします。

 ガートナーの調査担当バイスプレジデント、デイブ・ラッセル(Dave Russell)氏は次のように述べています。
 「2010年の今日にいたるまで、ガートナーはストレージのユーザや購買担当者と膨大な意見交換を重ねてきましたが、その中でコスト、複雑性、キャパシティといった問題は、最大の課題として繰り返し話題にあがってきまた。世界中の企業が、クラウドストレージに将来性のあるソリューションとして期待を寄せています。企業は、コストを抑える一方で、リカバリー機能が向上され、導入と管理が簡単であるソリューションを求めています。バックアップの定義を一新し、刷新するべき時代が来ていると言えます。」

◇クラウドストレージを高速化
 今、企業にとって爆発的に増加するデータが、非常に困難な課題となっています。ストレージの増大によって生じるその他の課題とともに、企業はオフサイトからデータを復旧する際のリカバリー時間の遅さに悩まされています。リバーベッドのWhitewaterアプライアンスは、企業の既存のバックアップソフトウェアに変更を加えずに稼働でき、データのクラウド移行を安全に高速化し、重複を排除して、オフサイト施設からの迅速な復旧を常時可能にします。リバーベッドWhitewaterをテストした企業では、1週間分のバックアップを終了すると同時にバックアップウィンドウの35〜40%の所要時間の短縮を実感しました。

 DRを改善するため、Whitewaterアプライアンスは、ネットワーク上のパフォーマンス最適化におけるリバーベッドの中核となる能力を活用することで、復旧のスピードも高速化できるようになります。Enterprise Strategy Groupが行ったパフォーマンステストによると、クラウドからの復旧を、高度に圧縮されたZIPファイルで大よそ毎秒13メガバイトの速度の環境下で、Whitewaterアプライアンスを利用することで、重複排除の技術が扱いやすいvmdkファイルの復旧には毎秒47メガバイトの速度を実現しました。

◇クラウドストレージの重複を排除し最適化
 リバーベッドはその重複排除技術を、稼動していないストレージにまで拡大しています。8,700社以上の企業に導入されているリバーベッドの重複排除は、データセンター間で転送されるデータ量を削減することにより、従来よりもレプリケーションを効率化しています。Whitewaterアプライアンスは、このような業界屈指の重複排除機能をクラウドストレージの領域まで拡大します。
 バックアップデータのクラウドへの移行の際の帯域幅への要求を削減することで、ストレージの消費コストを削減し、データのバックアップとDRにかかるコストの削減を達成しています。

◇クラウドストレージ環境でデータを保護
 企業は、限界なく増加し続けるデータと経費の抑制という矛盾した要求で極限に達しているなか、データ保護の高度な基準も満たさなくてはなりません。
 ガートナーの調査によると、ストレージ購入者の59%がクラウドストレージにおける最大の懸念はセキュリティであると回答しています。(※)
※ガートナー「2009 データセンターカンファレンス調査結果」クラウドストレージ、アダム・クチュール 2010年1月より

 企業のデータ保護要件を実現するため、Whitewaterアプライアンスは革新的なキー管理システムを活用しており、データセキュリティの厳格な管理に加えて、どのロケーションでも復旧を可能にする柔軟性を実現しています。
 Whitewaterアプライアンスは、オンサイト、移動中、あるいはクラウド内のデータを256ビットのAES暗号とSSL v3により二層構造で暗号化して、クラウドに移行するデータが危険にさらされるのを防ぎ、クラウドストレージ向けの徹底したセキュリティソリューションを実現します。

◇容易かつ柔軟なクラウドストレージへの対応
 ストレージの運用、技術、システムに関する変更は不要
 Whitewaterアプライアンスは既存のストレージシステムを変更することなく、クラウド内でセキュアな高速化されたディザスターリカバリーを提供します。
 現状のままクラウドストレージを活用するためには、多くのバックアップアプリケーションを書き換える必要がありますが、Whitewaterアプライアンスは、お客様の現行のバックアップソフトウェアの単なるターゲットとして機能するため、大規模な統合や複雑な設定は不要です。これまで数日かかっていたテープによるバックアップに比べ、わずか数時間でWhitewaterアプライアンスの設定からクラウドへのデータ移行を開始できます。

 また、Whitewaterアプライアンスは既存のバックアップソフトウェアとシームレスに統合できるため、調整済みのバックアップソフトウェアやプロセスを変更せずにクラウドストレージを利用できます。導入後も、Whitewaterの環境に影響を及ぼすことなく複数のバックアップソフトウェアツールを使用することができ、将来的には使用ツールを切り替えることも可能になります。

◇ベンダーによる囲い込みを排除
 バックアップ戦略で使用されるバックエンドまたはフロントエンドのシステムにかかわらず、リバーベッドWhitewaterアプライアンスは既存のソリューションとシームレスに統合でき、EMC(R) Atmos(R)、AT&T Synaptic Storage as a Service SM、Amazon S3、などの複数のクラウドベンダーのなかからお好みの使用ベンダーを選定できます。Whitewaterアプライアンスはさまざまなクラウドストレージ・ベンダーをサポートしているため、DRの要件、サービスレベル契約(SLA)、コストに見合ったクラウドストレージ・ソリューションを柔軟に選んでいただけます。Whitewaterの組み込み式暗号化機能なら、将来的に異なるクラウドベンダー間で移行の必要性が生じた場合にも安心です。さらには、EMC Atmosパートナーエコシステムを通じて、サービスプロバイダーはリバーベッドのWhitewaterアプライアンスを最大限に利用し、お客様への安全かつ管理が簡単で、コスト効率の良いクラウドベースのバックアップとDRソリューションを提供できます。

◇データ保護コストを削減
 Whitewaterでは、設備に先行投資をせずに、クラウドベンダーの従量課金モデルを手軽に利用できます。このモデルにより、企業は埋没出費を発生させることなく必要に応じて柔軟にデータのキャパシティを拡大または縮小できます。
 このモデルはさらに、キャパシティ、投資、人材登用などの計画を立てずに、実際の需要に応じた拡張や複数プロジェクトに投資することができます。
 Whitewaterアプライアンスは、予測可能なコストモデルに基づいて、導入が容易な事前設定済みアプライアンスのように、実績のあるテクノロジーでデータ転送とデータ保存を最適化し、手頃な費用で簡単にクラウドのバックアップを行うことができます。

 リバーベッドの製品マーケティング担当バイスプレジデント、アパーバ・デイブ(Apurva Dave)は次のように述べています。
 「世界中の企業が自社データを適切に保護するために、簡単かつ迅速でコスト効率のよい方法を探し求めています。長年にわたり当社のお客様は、リバーベッド製品を活用してプライベートクラウド環境でのディザスターリカバリー機能を高速化してきました。お客様がパブリッククラウドでのストレージ対応に取り組む現在、当社がそのニーズにお応えするのは自然な流れと言えます。
 Whitewaterアプライアンスで、当社の中核技術である高速化や重複排除の機能をセキュアかつ柔軟にコスト効率よく利用できるようになり、EMC(R) Atmos(R)、AT&T Synaptic Storage as a Service SM、Amazon S3、といったクラウドストレージ環境の活用が可能です。企業のお客様には、これまでにない形でクラウドストレージを利用していただけるようになります。」

◇リリース時期
 リバーベッドWhitewaterアプライアンスは、2010年第4四半期に一般販売される予定です。

◇リバーベッドについて
 リバーベッド(NASDAQ: RVBD)は、ITインフラ・パフォーマンスの専門企業です。リバーベッドのワイドエリアネットワーク(WAN)最適化ソリューションの製品群は、アプリケーションパフォーマンスの向上、統合の実現、エンタープライズ規模のネットワーク、アプリケーションの可視性によって、企業における一般的なITの制約を解消します。さらに、帯域幅、ストレージ、サーバの増設が不要となります。事業拠点が分散している多くの企業が、リバーベッド製品によってITインフラの高速化、即応化、コスト削減を図っています。
 リバーベッドの詳細は、 http://www.riverbed.com/jp をご覧ください。

 Riverbed Technology、Riverbed、Steelhead、RiOS、Interceptor、Think Fast、Riverbedロゴ、Mazu、Profiler、CascadeはRiverbed Technology Inc.の商標または登録商標です。その他記載された会社および製品名などはすべて該当する各社の商標または登録商標です。

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