武田薬品、中国子会社に臨床開発部門「武田上海開発センター」を設置

中国における臨床開発部門の設置について

　当社は、このたび、当社の１００％子会社である「武田（中国）投資有限公司」（本社：中国　上海市、以下「武田（中国）投資」）に、武田上海開発センター（ＴＳＤＣ：　Ｔａｋｅｄａ　Ｓｈａｎｇｈａｉ　Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ　Ｃｅｎｔｅｒ、以下「ＴＳＤＣ」）を設置しましたのでお知らせします。

　現在までに、当社では、中国事業を統括する「武田（中国）投資」の１００％子会社である、販売・マーケティング機能を有する「武田薬品（中国）有限公司」（本社：中国　江蘇省　泰州市）と、製造機能を有する「天津武田薬品有限公司」（本社：中国　天津市）を通じて、成長著しい中国での事業基盤の強化を進めています。

　中国を含むアジア地域（日本を除く）における臨床開発活動については、現在、当社の１００％子会社である武田グローバル研究開発センター（アジア）（本社：シンガポール、以下「ＴＧＲＤ（Ａｓｉａ）」）およびＭｉｌｌｅｎｎｉｕｍ　Ｐｈａｒｍａｃｅｕｔｉｃａｌｓ，　Ｉｎｃ．（本社：米国　マサチューセッツ州　ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」）が、それぞれ医薬品開発業務受託機関に委託して実施しています。ＴＳＤＣは、中国を含むアジア地域における臨床開発活動の強化を目的に設置され、癌領域について日本を除くアジア地域全体の臨床試験を担当するとともに、癌以外のすべての疾患領域についてＴＧＲＤ（Ａｓｉａ）と連携しながら主に中国での臨床試験を実施します。ＴＳＤＣは、当社の医薬開発本部およびミレニアム社からの開発担当者で構成され、さらに中国の優秀で専門性の高い人材の採用活動も行う予定です。

　当社では、ＴＳＤＣの設置により、今後、中国を含むアジア地域で医師・当局との関係をさらに強化し、確実な承認取得に繋がるより質の高い臨床試験の実施に努めてまいります。

以上