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双日マシナリーなど3社、天井クレーン用ハイブリッド電源システムを開発し販売開始

2012-02-13

双日マシナリー、ACT製リチウムイオン・キャパシタ搭載の
天井クレーン用電源システムを販売開始
〜回生エネルギーの再利用により消費電力を3割削減〜


 双日の100%子会社の双日マシナリー(本社:東京都中央区 社長:中島和彦)、リチウムイオン・キャパシタの製造・販売会社であるアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(本社:東京都昭島市 社長:松浦文康 以下、ACT)、クレーンメーカーの産機(本社:島根県松江市 社長:野元利實)の3社は共同で、天井クレーン用ハイブリッド電源システムを開発し、販売を開始しました。

 ※参考画像1は添付の関連資料を参照

 本システムは、蓄電池と交流電源とのハイブリットシステムです。主に工場などで用いられる天井クレーンの巻き下げ時に発生する回生エネルギー(※注1)を、ACT製の蓄電モジュールに蓄積し、クレーンの走行・横行に利用します。従来、熱として空中に放出されていたエネルギーを回収・再利用する事により、クレーンの消費電力を約3割削減することが可能となり、電気代削減によるコスト削減および節電効果によるCO2削減に寄与します。また本開発に当たっては、本製品の環境への貢献が認められ、島根県より補助金を受けています。


 双日は2009年にACTに出資を行い、双日マシナリーを通じて人員派遣を含む支援を行っており、双日マシナリーは本システムの販売窓口も担っています。双日マシナリーは、蓄電・給電の分野を将来の大きな成長分野と位置づけ、環境・エネルギー分野への取り組みを加速しています。

 産機は、天井クレーンの更なる省エネを推進する手段として、クレーン巻き下げ時の回生エネルギーに着目し、モジュールの蓄電能力や耐久年数、品質などを高めるため、試作機の開発を行ってきました。

 本システムの開発コストは15トンクレーンの場合で約1000万円です。販売台数は、2012年度5台、2013年度15台、2014年度30台を目指しています。

 リチウムイオン・キャパシタは、リチウムイオン電池や鉛電池といった二次電池と、急速充電が可能な電気二重層キャパシタの長所を併せ持つ蓄電デバイスです。サイクル寿命が長く、充放電効率に優れており、短時間での急速充電が可能です。太陽光発電、エネルギー回生などの環境・省エネルギー分野での需要が大きく拡大していくと見込まれています。

(※注1)回生エネルギーとは、ブレーキをかける際に発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換し、動力源として再活用する仕組みのことです。


 *参考画像2、参考情報は添付の関連資料を参照


【製品に関するお問い合わせ】
 双日マシナリー株式会社03−5204−5621
 株式会社産機0852−21−3047
 アドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ株式会社042−542−2901

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