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オレガ、改良したストレージ仮想化ソフト「VVAULT 2.2」を発表
オレガ ストレージ仮想化ソフト「VVAULT 2.2」を発表
―データベース最適化で動作速度が約7倍に向上―
システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好修、以下オレガ)は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」(呼称:ブイボルト)の動作速度を大幅に向上させた「VVAULT 2.2」を開発し、本日より製品Webサイト(http://vvault.jp/)でダウンロード提供を開始いたしました。
従来より「VVAULT」では、仮想ドライブのメタデータ管理にリレーショナル・データベース(以下、RDB)を利用しています。そのため、小容量ファイル(数KB程度)の連続アクセスにおいてはRDB処理がオーバーヘッドとなり、結果的にサーバの負荷が高くなったり、仮想ドライブの動作速度が低下する要因となっていました。そこで「VVAULT 2.2」では、RDBのテーブル構造を見直して再帰問い合わせを削減すると共に、コネクションプーリング機構を再設計してRDBの処理コストを低減することにより、旧バージョンに比較して最大で約7倍(Intel Atom Processor D510搭載サーバで687%)の動作速度向上を実現いたしました。また、同時にシングルコアCPU使用時の負荷低減モジュールも導入し、上記の速度改善と合わせて低スペックサーバ上での使い勝手が大幅に改善されています。
なお、オレガでは現在、インターネット接続されたVVAULTサーバ間でリアルタイムにバックアップ/リカバリを行うディザスタリカバリ(DR)機能を開発しており、今春を目処に市場投入する予定です。
<図1:VVAULT2.2による動作速度向上効果>
※添付の関連資料を参照
【VVAULTについて】
「VVAULT」は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェアです。2011年3月の発表以来、既に20,000件を超えるダウンロードを記録しており、製品サポートサイト「カスタマーズ・スクエア」の登録ユーザ数も4,000を超えています。さらに詳しい情報は製品Webサイト(http://vvault.jp/)でご覧いただけます。
<VVAULTの特長>
■Windows上で接続可能なストレージを全て仮想統合可能
■既存のファイルサーバやNASからオンラインでデータ移行するライブマイグレーション機能
■仮想ドライブの状態を監視し、差分データを自動でバックアップするライブバックアップ機能
■ディスク障害や接続障害を検知し、自動的にデータを復元するライブリカバリ機能
■システム障害時にオンラインでデータを完全復旧させるシステムリカバリ機能
<図2:VVAULTライブ・テクノロジーの機能概念図(*1)>
※添付の関連資料を参照
【株式会社オレガについて】
株式会社オレガは、オブジェクト指向技術に基づく全く新しいメッセージングソリューションを提供するために、2000年3月に設立されました。オレガは、B2Bコラボレーションを強力に推進するデジタルワークプレイス・ソフトウェアであるAlternaxや、放送局向け番組宣伝支援システムの番宣組、ストレージ仮想化ソフトウェアのVVAULTを開発・販売しています。詳細な情報は、Webサイトhttp://www.orega.co.jp/でご覧いただけます。
*1:ギガビットネットワーク上で20KBのデータをシーケンシャルRead/Writeした場合の測定速度
VVAULT、Alternax及び番宣組は株式会社オレガの登録商標です。その他の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。