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JOGMEC、商業規模で利用可能なGTL(天然ガスの液化燃料化)技術を確立

2012-02-01

JAPAN−GTL実証試験成功裏に終了
〜商業規模で利用可能なGTL技術を確立〜


 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)及び日本GTL技術研究組合(本部:東京都港区、理事長:松村 幾敏)は、日本独自のGTL(天然ガスの液化燃料化)技術であるJAPAN−GTLプロセス開発のため、日量500バーレル(約80キロリットル)のGTLの実証プラントを新潟市に建設、2009年4月から実証試験を実施してきましたが、このたび、予定した試験目標を達成し実証試験を成功裏に終了致しました。これにより、商業規模で利用可能なGTL技術を確立することができました。

 JOGMEC及び日本GTL技術研究組合は、日本独自のGTL(天然ガスの液化燃料化、GAS−To−Liquidsの略)技術であるJAPAN−GTLプロセス開発のため、日量500バーレル(約80キロリットル)のGTLの実証プラントを新潟市に建設し、2009年4月より実証試験を実施してまいりましたが、このたび、予定した実証試験を成功裏に完了し、運転を終了致しました。

 JOGMECと日本GTL技術研究組合は、組合員民間6社(下述)の協力のもと、共同研究契約を締結し、JAPAN−GTLプロセスの特徴である、炭酸ガスを含有する天然ガスをそのまま利用するという、世界初の技術について、2006年度より実証研究を行ってまいりました。

 実証プラントの建設後、約3年間の実証運転を行い、運転時間1万時間、連続運転時間3千時間を達成し、この間、種々の実証試験を行うことにより、商業規模で利用可能なGTL技術を確立することができました。

 GTLは、天然ガスを原料に石油製品を製造する技術で、石油代替の燃料ソースの確保と多様化を可能にする極めて有効な手段であり、また、GTLによって製造される燃料は、硫黄分や芳香族分などを含まないため、環境に優しいクリーン燃料としても期待されています。

 JOGMEC及び日本GTL技術研究組合は、実証プラントによる実証試験と並行して、本技術の実用化に向けた検討を行っており、引き続き、日本のエネルギーの安定供給と地球環境との調和の実現に向け取り組んでまいります。


※JAPAN−GTL実証試験の概要は添付の関連資料を参照

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炭酸ガス 河野博文 地球環境 新潟市

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