三菱電機、エアコンや産業機器の小型化に貢献するパワー半導体モジュールを発売

エアコンや産業機器の小型化に貢献
「１２００Ｖ／５０Ａ大型ＤＩＰＩＰＭ　Ｖｅｒ．４」発売のお知らせ


　三菱電機株式会社は、パッケージエアコンや産業用のモーターをインバーター駆動するパワー半導体モジュールの新製品として、耐圧１２００Ｖで業界最大（※１）の定格電流５０Ａ（アンペア）を実現したトランスファーモールド（※２）タイプの「１２００Ｖ　大型ＤＩＰＩＰＭ（※３）　Ｖｅｒ．４」を１月３１日に発売します。


※１：２０１２年１月２６日現在、当社調べ
※２：加熱加圧した樹脂を閉鎖された金型に注入し加圧成形する方法。量産性と信頼性に優れる
※３：Ｄｕａｌ−Ｉｎ−Ｌｉｎｅ　Ｐａｃｋａｇｅ　Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ　Ｐｏｗｅｒ　Ｍｏｄｕｌｅ：保護機能付き制御素子を内蔵したインテリジェントパワー半導体モジュール

　＊製品画像は添付の関連資料を参照


＜新製品の特長＞

１．１２００Ｖ耐圧のＤＩＰＩＰＭで定格電流５０Ａを実現し、機器の小型化に貢献
　・パワー素子に新たに「第６世代ＬＰＴ−ＣＳＴＢＴ（※４）」を採用し、損失を従来（※５）比１５％低減
　・従来（※５）品と同サイズで１２００Ｖ耐圧のＤＩＰＩＰＭとして業界最大（※１）の定格電流５０Ａを実現

※４：Ｌｉｇｈｔ−Ｐｕｎｃｈ　Ｔｈｒｏｕｇｈ　Ｃａｒｒｉｅｒ　Ｓｔｏｒｅｄ　Ｔｒｅｎｃｈ−Ｇａｔｅ　Ｂｉｐｏｌａｒ　Ｔｒａｎｓｉｓｔｏｒキャリア蓄積効果を利用し独自に開発したＩＧＢＴ。従来のトレンチＩＧＢＴよりさらに低飽和電圧を実現できる

※５：当社１２００Ｖ／３５Ａ大型ＤＩＰＩＰＭ　Ｖｅｒ．４「ＰＳ２２Ａ７８−Ｅ」


２．高精度の温度検知機能を搭載し、機器の低コスト化に貢献
　・モジュール内部温度情報を外部出力する機能の搭載により、外付けの温度センサーが不要
　・従来（※５）品に比べて温度検知の出力精度を向上したことで放熱設計の軽減が可能


＜発売の概要＞

　製品名：１２００Ｖ大型ＤＩＰＩＰＭ　Ｖｅｒ．４
　形　名：ＰＳ２２Ａ７９
　仕　様：１２００Ｖ／５０Ａ
　サンプル価格（税抜き）：８０００円
　量産開始時期：１月３１日


＊発売の狙い・発売の狙いなどは添付の関連資料を参照