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協和電線、軽量ではんだ付けが容易なアルミリッツ線を開発

2012-01-27

軽量ではんだ付けが容易なアルミリッツ線「KANZACC〜ALC-fine・Litz77」を開発


 古河電工グループの協和電線株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石橋久和)は、軽量ではんだ付けが容易なアルミリッツ線 「KANZACC〜ALC-fine・Litz77」を開発しました(特許出願済)。


 参考画像は添付の関連資料を参照


協和電線の「KANZACC〜ALC-fine・Litz77」は、アルミ線にすずコーティングを施し、さらに絶縁皮膜をコーティングした後に撚り合せてリッツ線にしたもので、より軽量化が望まれるコイルに最適です。また、直接はんだ付けが可能なため、絶縁皮膜の除去や酸化皮膜の除去等の処理が不要です。その接続処理は大幅に時間短縮され、コイル製作コストの低減に大きく寄与します。

リッツ線は絶縁皮膜をコーティングした細線を撚り合わせたもので、同じ断面積の単線に比べ、高周波特有の表皮効果による交流抵抗の増大を抑制することができます。従来は銅線に絶縁皮膜をコーティングしたリッツ線が使われてきましたが、その重さから、移動体用途を中心にリッツ線の軽量化が必要とされていました。

協和電線は、2012年2月からサンプル出荷を始め、2012年度下期に量産化を行ない、2013年度には1億円の売り上げを目指します。


構造
すずコーティングしたアルミ線に絶縁皮膜を施し、撚り合せてリッツ線としたもの。

特長
1.表皮効果による交流抵抗の増加を改善します。その結果、導体温度上昇の抑制、使用機器の効率化、小型化、省エネに寄与します。
2.絶縁皮膜の除去なしで良好なはんだ付け性が得られるため、接続コストの大幅削減ができます。

用途
電気自動車用コイル、高周波機器、インバータ、トランス、モータ、発電機、加熱装置など


協和電線株式会社 概要
 創 業    1920年1月(大正9年1月)
 資本金    7億2075万5千円
 代表者    代表取締役社長 石橋 久和
 従業員    100名
 本社所在地  大阪市北区堂島浜2-1-9
 主要製品   電線・ケーブル、めっき加工品、金属管・コルゲート
 古河電工持株率  99.9%(平成23年3月現在)

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