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東洋エンジニアリング、中国でカプロラクタム製造設備を受注
中国でカプロラクタム製造設備を受注
東洋エンジニアリング株式会社(TOYO 取締役社長 山田 豊)は、DSM 社とシノペックグループとの合弁会社であるDSM Nanjing Chemical Company, Ltd.から、カプロラクタム製造設備プロジェクトを受注しました。本プロジェクトは、中国・南京において生産能力年産20 万トンのカプロラクタム製造設備を新設するものです。同社は南京に年産20 万トンのカプロラクタム製造設備を保有しております。本プロジェクトの完成により同社の南京のカプロラクタム生産量は40 万トンとなり、完成後は世界最大の生産能力を持つ設備となります。当社はランプサム契約にてプラントの設計、調達サービス、工事管理を実施し、プラントの完成は2013 年第2四半期を予定しています。なお客先の投資金額は約3 億ドルです。
DSM 社は、ナイロン繊維(ナイロン6)やナイロン樹脂、フィルムの原料となるカプロラクタムを主力商品としており、欧州、北米、中国にプラントを持ち、現在合計で約70 万トンの生産能力を持っています。
中国での経済成長に伴い今後もカプロラクタムの需要の伸びが予想され、今回の設備増強により市場ニーズへの対応を目指します。なお本設備はDSM 社最新技術の適用により、省エネルギーでの生産規模拡大を可能としています。
TOYO は、中国における40 年の経験に加え、Toyo-China を中心とした現地リソースを有効に活用し、今後も第三国企業の中国へのプラント建設を支援し、同国での受注活動を展開していきます。
受注概要
*添付資料参照