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IDC Japan、国内Storage as a Service市場動向と予測を発表

2012-01-21

国内Storage as a Service市場動向および予測を発表

・国内Storage as a Service市場の2010年〜2015年の年間平均成長率を10.3%、2015
年の市場規模を369億円と予測
・プラットフォームサービス(PaaS)の利用に併用されるStorage as a Serviceとオンラインバックアップサービスの分野に成長がみられる
・今後、スマートフォンやタブレットが業務で利用されるようになるとセキュアなファイル共有のニーズが拡大すると見込まれる



 IT専門調査会社IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1−13−5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、国内Storage as a Service市場の2010年の売上実績と、2011年から2015年までの予測を発表しました。これによると、2010年の国内Storage as a Serviceの売上は226億1,300万円、前年比8.3%の成長でした。2011年はPaaS/IaaSの市場拡大と共に成長率が上昇し、265億4,700万円、前年比17.4%の成長となる見込みです。また、国内Storage as a Service市場の2010年から2015年までの年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は10.3%、2015年の市場規模を369億円と予測しています。

 IDCではStorage as a Service市場の調査対象を「ストレージ製品(ハードウェア、ソフトウェア)を販売することなく、その利用のみを提供することで対価を得るサービスビジネス」としています。企業ユーザー向けの有料サービスとして、ストレージ利用の対価を得るサービスを取材したもので、コンシューマー向けサービスとして宣伝広告などを主な収入源として無償で提供されているサービスは対象としていません。

 2010年の国内Storage as a Service市場は、大手ITベンダーのクラウドサービスビジネスへの参入や「AmazonWebサービス」の利用拡大などにより市場成長率が上昇しました。また、2011年3月の東日本大震災は、クラウドサービスの堅牢性を知らしめる契機となり、Storage as a Serviceを利用したデータ保護の需要喚起につながりました。特に、オンラインバックアップサービスでは、間接販売のビジネスを軌道に乗せつつあるサービスが複数現れたことで、今後、国内のデータ保護ソリューション市場での地位確立を予見させる状況となりました。

 ファイル共有サービスの市場にも変化が出てきました。新規参入サービスが最新のストレージ製品やIaaSを利用して、これまでより低い容量単価でのサービス提供を訴求してきたことで、従来から国内展開されているサービスは、利用プランの見直し、具体的には利用可能な容量の拡大で対抗しています。モバイル機器でのデータ共有やセキュリティ強化などの機能面の競争もあり、市場には再び活気が出てきました。

 IDC Japanストレージシステムズリサーチマネージャーの鈴木 康介は「国内Storage as a Service市場はここ数年、動きが停滞していたが、2011年は新規参入サービスプロバイダーの成長やPaaS利用の拡大などにより、成長が再加速している。今後、スマートフォンやタブレットが業務で利用されるようになるとセキュアなファイル共有のニーズをStorage as a Serviceが支えることになると予測され、市場は大きく変化していくであろう」と分析しています。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「国内Storage as a Service市場 2010年の分析と2011年〜2015年の予測」(J11440106)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内Storage as a Service市場を2つのサービスタイプ、「プライマリーデータの保管サービス」と「バックアップ、アーカイブサービス」に分けて、その市場構造、成長要因を分析し、2015年までの市場予測を行っています。


【レポートの詳細についてはIDC Japanへお問い合わせ下さい】


 ※参考資料は添付の関連資料を参照


<IDC社概要>
 International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。47年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。

 現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。

 IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。

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Tel:03−3556−4761Fax:03−3556−4771
E−Mail:jp-sales@idcjapan.co.jp
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