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日本HP、ラベルなどの印刷に最適なデジタル印刷機「HP Indigoシリーズ」から2機種を発表
ラベルやパッケージの印刷に最適なデジタル印刷機2機種を発表
生産性と経済性を向上し、新たにセキュリティ印刷に対応
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は、高品質なラベルや、フィルム、パッケージ印刷を小ロットから実現するロール給紙型のHP Indigoシリーズより、「HP Indigo WS4600 デジタル印刷機(以下WS4600)」と、「HP Indigo WS6600 デジタル印刷機(以下WS6600)」の2機種を発表します。
新製品は、より高い生産性と優れた経済性を実現する機能強化に加え、新たに高いセキュリティ印刷性能に対応するなど、ラベル・パッケージ印刷市場の幅広いニーズに対応します。
製品名:HP Indigo WS4600 デジタル印刷機(4色)
製品本体価格:57,000,000円(税込59,850,000円)
販売開始日:1月18日
製品名:HP Indigo WS6600 デジタル印刷機(4色)
製品本体価格:115,000,000円(税込120,750,000円)
販売開始日:1月18日
<ラベル、フィルム、パッケージ印刷に最適なデジタル印刷機「WS4600/WS6600」>
近年、企業における広告予算は低下傾向にある一方で、店頭での販売促進活動に対する需要は高まっています。
新製品は、多様化する消費者のニーズにあわせた商品パッケージや、商品に直接貼付するプロモーション用のPOPラベルなど、小ロット〜中ロットのラベル、フィルム、パッケージ印刷に最適なデジタル印刷機です。
「HPエレクトロインキ」を採用し、オフセット印刷やグラビア印刷に匹敵する高い印刷品質、また刷版不要の高生産性といった「HP Indigo デジタル印刷機」の優れた特長はそのままに、ロールタイプの厚さ12ミクロン〜450ミクロン(「WS4600」は350ミクロン)までの幅広いメディアに対応するため、1台の印刷機で軟包装材、シュリンクスリーブ、粘着ラベルから紙器まで、さまざまな用途に活用できます。
さらに、新製品は、高いセキュリティ印刷性能を必要とする業種向けに、セキュリティ印刷ソリューションを提供していきます。
新製品の主な特長は以下の通りです。
《アナログ印刷との損益分岐点を大幅に改善する「生産強化モード」》
「WS4600/WS6600」は、黒をCMYの3色合成によって表現することにより、通常の4色印刷時と比較して印刷速度を最大33%向上する新機能「生産強化モード」にオプション(*1)で対応します。当該モードを使用することで、「WS4600」は毎分21.3m、「WS6600」は毎分40mの高速カラー印刷を実現し、アナログ印刷との損益分岐点が大幅に改善し、中ロット以上のラベル印刷にも対応可能となります。
《透明フィルム印刷の生産時間短縮とコスト削減を両立する「ホワイトプラス」(*1)》
「WS6600」は、従来比約2倍の隠蔽度を備える白インキを新たに採用します。
これにより、従来透明原反、シュリンクスリーブや軟包装材への印刷時に必須とされた白インキの重ね塗りが不要となるため、生産時間の短縮とコスト削減を両立できます。
《オンデマンドプライミングで高いコスト効率を実現する「インラインプライミング」》
「WS6600」は、原反とインキの密着性を高めるために必要なプライミング工程をインラインに組み込む「インラインプライミングユニット」(*2)にオプションで対応します。プライミング処理を外注する場合と比べて原反コストを低減します。また、自社内にてプライミング処理を行うための設備が不要で、必要な分だけ必要な時に処理できるワークフローを構築できるため、機動性に優れたデジタル印刷のメリットを最大限に活用できます。
《偽造防止を具現化するセキュリティ印刷》
「WS6600」は、高いセキュリティ性能を必要とする業種に最適なソリューション「セキュアパックシステム」にオプション(*1)で対応します。
オペレーターによる印刷データや設定情報の変更を不可能とする「ジョブプロパティロック」、偽造防止用の透かし模様を印刷する「プルーフィングモード」、印刷終了したデータを自動で削除する「自動データ削除機能」、セキュリティ印刷を行うオペレーターを指定する「権限管理機能」、データ制作から出力に至るまでの印刷設定、運転時間、原反、担当オペレ―ター情報を自動でレポートする「自動レポート機能」など、優れたセキュリティ機能を多数搭載しています。
また、「WS4600」は、紫外線照射時にのみ赤く浮き上がる「インビジブルレッド」インキを新たに採用します。
偽造への対応が必要な高級品や、複雑性が高く迅速な生産サイクルが求められる製薬業界、さらに偽造防止への対応が求められるクーポンやチケットなどの可変印刷ジョブ等の印刷に最適です。
*1:今春対応予定
*2:紙原反に対応。将来的にフィルム等の合成素材にも対応予定
<新製品の主なスペック>
HP Indigo WS4600デジタル印刷機
・対応インキ:(標準)4色、(オプション)最大7色
・印刷速度:(標準)4色16m/分(片面)、1色または2色32m/分(片面)
(オプション)生産強化モード21.3m/分(片面)
・印刷面積:最大308×450mm
・印刷解像度:812×812dpi、812×1,624dpi(高解像度モード)
・対応原反:12〜350ミクロン
HP Indigo WS6600デジタル印刷機
・対応インキ:(標準)4色、(オプション)最大7色
・印刷速度:(標準)4色30m/分(片面)、1色または2色60m/分(片面)
(オプション)生産強化モード40m/分(片面)
・印刷面積:最大317×980mm
・印刷解像度:812×1,219dpi、2,438×2,438dpi(高解像度モード)
・対応原反:12〜450ミクロン
■新製品、およびHP Indigoデジタル印刷機のラインアップについて詳細情報は、以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/indigo
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:03−6416−6660
ホームページ:http://www.hp.com/jp/