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リニアテクノロジー、デュアル降圧レギュレーター「LT3641」のHグレード・バージョンを販売
リニアテクノロジー、「LT3641」Hグレード・バージョンを販売開始
最大150℃の接合部温度で動作する、パワーオン・リセット・タイマとウォッチドッグ・タイマを搭載した、55V過電圧保護付き42V入力、2MHzデュアル降圧レギュレータ
2012年1月13日リニアテクノロジー株式会社は、パワーオン・リセット・タイマとウォッチドッグ・タイマを搭載したデュアル・チャネル、電流モード降圧スイッチング・レギュレータ「LT3641」のHグレード・バージョンの販売を開始しました。LT3641HFEは熱特性が改善された28ピンTSSOP−28パッケージで供給され、1,000個時の参考単価は443円(税込み)から、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細に関する情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3641)。
LT3641は4V〜42Vの入力電圧で動作し、55Vまでの過渡電圧に耐え出力レギュレーションを維持することができるので、車載アプリケーションでよく見られる負荷遮断状態やコールドクランク状態への対応に最適です。LT3641は、1.3Aの出力電流を供給する高入力電圧(4VIN〜42VIN、55VIN過渡電圧保護)の非同期整流チャネルと、最大1.1Aの連続出力電流を供給する低入力電圧(2.5VIN〜5.5VIN)の同期整流チャネルを組み合わせた、独自のデュアル・チャネル設計を採用しています。また、チャネルごとに別々の入力を使えますが、ほとんどのアプリケーションでは高電圧チャネルの出力から低電圧チャネルに電力を供給し、効率とスイッチング周波数を最適化しながら2つの出力を供給します。たとえば、公称12Vの入力と2MHzのスイッチング周波数を使用する場合、高電圧チャネルは85%の効率で3.3V/600mAの出力を供給し、低電圧チャネルは90%の2次変換効率で1.8V/800mAの出力を供給することができます。
最大接合部温度は、EグレードとIグレード・バージョンが125℃であるのに対し、Hグレード・バージョンは最高150℃です。電気的仕様はEグレード、Iグレード、Hグレードですべて同一です。Hグレード・バージョンのLT3641Hは150℃の最大接合部温度でテスト保証されているので、高温にさらされる車載や産業用のアプリケーションに最適です。
LT3641Hの主な特長:
・高電圧降圧レギュレータ
動作範囲:4V〜42V、55Vまでの過渡電圧保護
出力電流:1.3A
・低電圧同期整流式降圧レギュレータ
入力電圧範囲:2.5V〜5.5V
出力電流:1.1A
・同期可能な可変スイッチング周波数:350kHz〜2.5MHz
・プログラム可能なパワーオン・リセット・タイマ
・プログラム可能なウィンドウ・モード・ウォッチドッグ・タイマ
・標準消費電流:IQ<290μA
・短絡耐性
・プログラム可能なソフトスタート
・低シャットダウン電流:IQ<1μA
・サーマル・シャットダウン
・熱特性が改善された28ピンTSSOPパッケージ
・最大150℃の接合部温度で動作
※製品画像は添付の関連資料を参照
Copyright:2012 Linear Technology Corporation
<リニアテクノロジーについて>
S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステムを設計・製造しています。
LT,LTC,LTM,μModule及び会社ロゴはLinear Technology Corporationの登録商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。
以上