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富士通、屋内ワイヤレス通信を快適にする小型基地局「BroadOne LTEフェムトセル」を販売
屋内ワイヤレス通信を快適にする「BroadOne LTEフェムトセル」を販売開始
当社は、屋内ワイヤレス通信を大容量、高品質化し、快適な環境を構築する屋内小型基地局「BroadOne LTE(ブロードワン エルティーイー)フェムトセル」を開発し、本日より移動通信事業者向けに販売を開始します。本製品は、屋外大型基地局とフェムトセルとの電波干渉を低減する独自の干渉制御技術を導入し、高い通信品質を実現いたしました。また、ブロードバンド回線に接続するだけで初期設定作業を行わずすぐに利用でき、最大8台の端末を接続できます。さらに、LTEとWi−Fiのシームレスな切り替えが行えるため、利用者の利便性と体感品質を高めます。
スマートフォンやタブレットの普及により、送受信するデータ量の急激な増加が進んでおり、移動通信事業者は無線通信容量の拡大が急務になっております。無線通信容量拡大のために、LTE導入による無線容量の効率化、周波数拡大による無線広帯域化、Wi−Fiによる無線のオフロード化に加え、ひとつの基地局がカバーする範囲を小さくして、通信容量の大容量化、高品質化を図る小ゾーン対応が必要になります。
また、高速データ通信では、利用者の体感品質が満足度を左右するため、トラフィックが多く発生する屋内環境での高速な通信環境の構築が必要となります。
このたび販売を開始する屋内小型基地局「BroadOne LTEフェムトセル」は、ブロードバンド回線に接続するだけで初期設定を行わずすぐに利用でき、最大8台の端末を接続できます。
また、通信事業者がLTEフェムトセル設置時に屋外マクロ基地局への設定作業を行うことなく、LTEフェムトセル本体が干渉を軽減する技術を実現しています。さらに、LTEとWi−Fiのシームレスな切り替えができるなど、「BroadOne LTEフェムトセル」は、利用者の体感品質の向上を実現し、移動通信事業者には設置/運用コストの低減に寄与する製品です。
当社はLTEフェムトセルをワイヤレスブロードバンドソリューションの1つとして、グローバル市場でビジネス展開します。
なお、本製品はInternational CES(注1)およびMobile World Congress(注2)に出展いたします。
※「BroadOne LTEフェムトセル」画像は添付の関連資料を参照
<出荷時期>
2012年度第2四半期より。
<販売価格>
移動通信事業者への一括納入品のため、個別見積。
<販売目標>
2015年度末までに累計100万台
<商標について>
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
【注釈】
注1 International Consumer Electronics Show(CES):2012年1月10日からアメリカ・ラスベガスで開催
注2 Mobile World Congress:2012年2月27日からスペイン・バルセロナで開催
【本件に関するお問い合わせ】
富士通コンタクトライン
0120−933−200
受付時間:9時〜17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)