Article Detail
アンリツ、導入コストを大幅に低減できる遠隔監視制御装置「NH3001A」を販売
遠隔監視制御装置NH3001Aの販売を開始
遠隔監視制御装置の導入コストを大幅に低減
*製品画像は、添付の関連資料を参照
アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、遠隔監視制御装置のラインアップを拡充し、新たにNH3001Aを開発。12月22日から販売を開始いたします。
NH3001Aは、自治体、官公庁が運営する水道システム、環境監視システム、企業の設備監視システムなどに対応した遠隔監視制御装置です。
NH3001Aは、遠隔監視制御システムのインターフェースとして普及しているアナログ専用回線に加え、FL−net[※1]、基本入出力インターフェース[※2]、電源を備えており、遠隔監視制御に必要な機能を実装できます。
従来から販売しているH−2100シリーズは、上記機能をモジュール単位で購入する必要がありました。これに対して、NH3001Aはオールインワンで遠隔監視制御機能を実装可能であり、H−2100シリーズの約1/2の価格での提供を実現しました。また、1台のNH3001Aで各種インターフェースを収容できることから、効率よく遠隔監視制御システムを構築できます。
アンリツは、本製品の提供により、水道システムをはじめ各種遠隔監視制御システムの円滑な導入、更新に貢献いたします。
[開発の背景]
遠隔監視制御システムは、水道設備や道路設備、鉄道会社、電力会社、ガス会社などの設備監視用途で導入され、安全・安心な社会のインフラとなっています。
アンリツは30年以上にわたり、遠隔監視制御ビジネスを展開しており、多数の自治体の水道システムでご利用いただいております。
近年、自治体、官公庁では遠隔監視制御システムの広域化を推進し、システムの安定運用や相互連携による持続性向上に取り組んでいます。
このため、既存の遠隔監視制御装置で使用されている各種通信回線を統合し、低コストで効率よく遠隔監視制御システムを広域化できるソリューションのニーズが高まっていました。
そこでアンリツは、遠隔監視制御装置のラインアップを拡充し、新たにNH3001Aを開発しました。
NH3001Aは、従来製品であるH−2100シリーズの約1/2の価格で導入できるとともに、アナログ専用回線、FL−netおよび基本入出力インターフェース、電源を備えており、遠隔監視制御に必要な機能をオールインワンで実装できます。
[製品概要]
遠隔監視制御装置NH3001Aは、自治体、官公庁が運営する水道システム、環境監視システム、企業の設備監視システムなどに必要なアナログ専用回線やFL−net、基本入出力インターフェースを1台に収容しました。これにより、各種遠隔監視制御システムを効率よく構築できます。
[この製品をもっと詳しく]
http://www.anritsu.com/ja-jp/products-solutions/products/nh3001a.aspx
[主な特長]
■遠隔監視制御システムに必要な機能を1台で実装可能
NH3001Aは、通信回線、FL−net、基本入出力インターフェースを1台の装置に収容しています。これにより、1台のNH3001Aで、遠隔監視制御システムの構築が効率よく行えます。
■電源冗長による安定運用(オプション)
NH3001Aは、電源を2系統搭載することができます。これにより、電源冗長[※3]が可能となり、遠隔監視制御システムを安定して運用できます。
■従来機種との互換性
NH3001Aは、従来製品H−2100シリーズとの通信互換が可能であり、既設の遠隔監視制御システムの更新・増設が容易に行えます。
■簡単なシステム設定
NH3001Aは、収容する入出力信号種別や通信回線、通信速度などを設定できるソフトウェアを内蔵しています。これにより、各種システム設定が簡単に行えます。
[対象市場・用途]
■対象市場:自治体・官公庁、水道システム関連企業、鉄道会社、電力会社、ガス会社などの企業
■用途:各種水道設備、環境監視、設備監視等の遠隔監視制御
[※用語説明]
[※1]FL−net
FL−netはFA(ファクトリーオートメーション)の分野で生まれた、異機種接続を可能とするコントローラレベルのオープンネットワークです。
[※2]基本入出力インターフェース
アナログ信号、デジタル信号の入出力を備えたインターフェースです。
[※3]電源冗長
複数の電源を装備し、1台が故障しても他の電源で機器の動作継続を可能とすること。