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JFEエンジニアリング、宮城東部ブロックの災害廃棄物処理業務を一括受注

2012-01-07

宮城東部ブロック 災害廃棄物処理業務を一括受注



 JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)を代表企業とする計6社の共同企業体(JV)は、宮城県が実施した公募型プロポーザルで1位となり、宮城東部ブロック(塩竈市多賀城市七ヶ浜町)の災害廃棄物処理業務をこのたび正式に契約しました。

 本業務は、当ブロック内で発生し一次仮置き場に貯留されている災害廃棄物のうち45万7000t、津波堆積物7万8000m3について、二次仮置き場への運搬、中間処理(破砕・選別・焼却施設の建設および運営)、そしてリサイクル、最終処分までの一連の業務を請け負うものです。
 当社は、これまでにも仙台市で災害廃棄物焼却炉の建設・運営を行ってきましたが、今回はその業務範囲を拡大し、運搬から最終処分まで処理全体について積極的に取り組んでいきます。

 当社が長年培ってきた廃棄物処理に関する技術と、JFEグループの総力を挙げた取り組みにより、本業務を確実に遂行するとともに、被災地の復旧・復興にいっそう貢献してまいります。


【業務フローと概要】

 *添付の関連資料を参照


【提案のポイント】
 ■適切かつ確実な処理計画
  (1)工期短縮
    着手と同時に一次仮置き場からの搬出を開始し、全体工期を3ヶ月短縮させます。
  (2)海上運搬の採用
    災害廃棄物運搬にあたり、海上運搬を積極的に採用し、渋滞回避と交通事故リスクの低減を図ります。
  (3)リサイクル率の向上
    異物の除去や土砂の分離を徹底することで、破砕選別設備を安定稼動させ、リサイクル率を85.7%まで向上させます。
  (4)最適な焼却炉の採用
    仙台市における災害廃棄物焼却の経験をもとに、木くずおよびその他の可燃物で、それぞれに適した焼却炉を1基ずつ設置することにより、適切かつ確実な処理を行います。

    災害廃棄物の種類:主に高カロリーの破砕木くず
    焼却炉:ストーカ炉(処理能力:110t/日)

    災害廃棄物の種類:土砂が多く含まれるその他の可燃物
    焼却炉:ロータリーキルン炉(処理能力:210t/日)

 ■環境への配慮
  二次仮置き場での処理にあたり、周辺地域の環境に配慮すべく、大気汚染(粉じん・アスベスト)や水質・土壌汚染など、それぞれ徹底した防止対策と監視(セルフモニタリング)を行います。また、製鉄技術を活用した環境対策も取り入れていきます。

 ■地域経済への貢献
  (1)地元企業の活用
    地元企業に対し、約100億円の工事発注および資材調達に取り組みます。
  (2)地元雇用
    積極的な地元雇用の創出を図り、業務期間平均587人の雇用を予定しています。


【中間処理施設の全体図】

 *添付の関連資料を参照


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