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三菱商事、インドネシアのスノロ・トイリ天然ガス鉱区権益を韓国ガス公社に一部譲渡

2012-01-06

インドネシア共和国スノロ・トイリ天然ガス鉱区への韓国ガス公社招聘


三菱商事は、インドネシア共和国中部スラウェシ州に位置するスノロ・トイリ天然ガス鉱区の権益を20%保有するトモリE&Pリミテッド(当社子会社)の49%株式を、韓国ガス公社に譲渡し、同社をプロジェクトパートナーとして招聘しました。

本鉱区は、当社および韓国ガス公社が共同で59.9%出資するドンギ・スノロLNG社向けの原料ガス供給を担う鉱区でありますが、今回の招聘により、当社および韓国ガス公社は、天然ガス開発からLNG製造・販売まで一貫してドンギ・スノロLNGプロジェクトを共同運営することとなります。

本鉱区は、インドネシア国有石油・ガス会社であるプルタミナ社の子会社が50%、同国民間最大手エネルギー会社であるメドコ・エナジー・インターナショナル社(以下、メドコ社)の子会社が30%、トモリE&Pリミテッドが20%の権益を保有しておりますが、今般の株式譲渡により当社のトモリE&Pリミテッド株式保有率は51%となり、本鉱区の実質権益保有比率は10.2%となります。

本鉱区は2005年より原油生産を開始、2014年の天然ガス生産開始を目指し、現在開発作業を進めております。本鉱区から生産される天然ガスはインドネシア国内に供給される他、それ以外の数量(日量約2.5億立方フィート、LNG換算で約150万トン/年)については、当社が参画する液化天然ガスLNG)製造・販売会社であるドンギ・スノロLNG社(スラウェシLNGディベロップメント社[当社75%、KOGAS 25%]:59.9%、プルタミナ子会社:29%、メドコ子会社:11.1%、年間約200万トン生産)が使用するLNG生産に必要な原料ガスの約75%分として供給され、日本および韓国へ2014年後半よりLNG輸出される予定です。

当社と韓国ガス公社は、当社が出資するLNGプロジェクトや日本-韓国間のLNGスワップ取引の手配などを通じて長年に亘り良好な関係を築き上げてきましたが、本年1月21日に最終投資決定を行ったドンギ・スノロLNGプロジェクトでの協業に続き、本年2月25日には天然ガス事業における戦略的協業に関する覚書を締結、更に本年6月29日には当社が推進するカナダのシェールガス開発プロジェクトへの参画合意を通じて、その関係を深めて参りました。

クリーンエネルギーである天然ガスは今後更なる需要増が見込まれておりますが、今回の招聘により、ドンギ・スノロLNGプロジェクトの上流から下流にわたるLNGバリューチェーンの運営を初めて日本・韓国・インドネシアの3ヵ国が一体となって行い、これにより日韓へのLNG安定供給およびプロジェクト全体の価値向上、また成長著しいインドネシア経済へ一層の貢献を図って参ります。


 ※「プロジェクトスキーム図」は添付の関連資料を参照

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