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アステラス製薬、「ASP7374」の第I/II相臨床試験で免疫原性と良好な忍容性を確認
季節性インフルエンザワクチンASP7374の第I/II相臨床試験において
免疫原性及び良好な忍容性が確認されました
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦)と株式会社UMNファーマ(本社:秋田市、社長:金指 秀一)は、両社が共同で開発を進めている季節性インフルエンザHAワクチンASP7374(旧開発コード:UMN-0502)の第I/II相臨床試験において、免疫原性と良好な忍容性が確認されましたのでお知らせします。
この臨床試験では、健康成人被験者165名を対象にASP7374の皮下接種2用量及び筋肉内接種1用量での免疫原性及び安全性を比較検討し、ASP7374の臨床推奨用量を検討することを主な目的としていました。9月15日付プレスリリースにてお知らせしました通り、被験者全例への治験薬接種が完了し、データの集計作業を行なっていました。
今回、ASP7374の免疫原性が確認されるとともに、重篤な有害事象も認められず、良好な忍容性が確認されました。
ASP7374は、3 種類の抗原からなる季節性組換えインフルエンザHA ワクチンで、バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS (Baculovirus Expression Vector System) を用いた細胞培養法で製造されています。米国では、Protein Sciences Corporationが本ワクチンの臨床試験をすべて終了し、現在、米国食品医薬品局(FDA)が承認審査を行っています。