ＳＣＳＫ、「ＡＭＯ　スマートソリューション　ｆｏｒ　Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ」を提供開始

「ＡＭＯ　スマートソリューション　ｆｏｒ　Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ」を提供開始
〜Ｐａｎａｙａのクラウド型システムコード解析ツール「Ｐａｎａｙａ」とＳＣＳＫのアプリケーション運用・保守アウトソーシングサービス「ＡＭＯサービス」を組み合わせ、Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳのアップグレードから運用保守までのＴＣＯ削減を実現〜


　ＳＣＳＫ株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：中井戸　信英、以下ＳＣＳＫ）は、Ｐａｎａｙａ　Ｌｔｄ．（本社：イスラエル、ＣＥＯ：Ｙｏｓｓｉ　Ｃｏｈｅｎ、以下Ｐａｎａｙａ）が提供するクラウド型システムコード解析ツール「Ｐａｎａｙａ」と、ＳＣＳＫが提供する運用・保守アウトソーシング「ＡＭＯ　サービス」を組み合わせ、Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ（Ｏｒａｃｌｅ　Ｅ−Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ｓｕｉｔｅ）の最新版へのアップグレードプロジェクトにおけるコスト削減、およびその後のシステム運用コストの最適化を図る「ＡＭＯ　スマートソリューション　ｆｏｒ　Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ」を１２月２１日より提供開始します。


１．背　景
　Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳはワールドワイドで利用される基幹業務アプリケーションであり、国内においても多くの企業で利用されています。これらの企業においては、競争力の源泉となる新機能の取り込み、追加開発や法改正対応（会計基準変更）など、定期的にシステムのアップグレードが求められます。

　従来のアップグレード手法では、アドオンプログラムや連携された他システムへの影響の見極めや、影響のあるプログラムの修正・テスト作業に多くの時間がかかり、コストが増大する傾向にありました。また、アップグレードを含め、随時強化されるシステムを維持運用するためのコストの、ＩＴ予算に占める割合が非常に高くなっており、戦略的領域への投資の妨げとなっていました。そのため、多くの企業では、アップグレードを契機とした、システムライフサイクルコストの削減（効率的アップグレード、アプリケーション保守コストの削減）の実現が求められていました。


２．サービス概要
　「ＡＭＯ　スマートソリューション　ｆｏｒ　Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ」は、Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳのアップグレードから運用保守までのＴＣＯ※を大幅削減するとともに、戦略的に活用していくことのできるシステム環境を提供いたします。
　お客様のＯｒａｃｌｅ　ＥＢＳ環境のアップグレードを、クラウド型システムコード解析ツール「Ｐａｎａｙａ」を活用することにより最適コストで実現し、加えて、アップグレード作業を通じて得られるシステム環境の分析情報と、ＳＣＳＫが永年培ってきた「ＡＭＯ　サービス」のノウハウをもとに、システム維持管理、運用コストの最適化を実現します。

※Ｔｏｔａｌ　Ｃｏｓｔ　ｏｆ　Ｏｗｎｅｒｓｈｉｐ：システムの導入、維持・管理などにかかる費用の総額

≪主な機能≫
（１）Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳ　アップグレード支援
　特許技術に基づいた　「Ｐａｎａｙａ」のコード解析技術により、企業のシステム環境から抽出したアドオンプログラムと利用実績情報をもとに、最短４８　時間以内にアップグレードに伴う影響分析が可能です。分析結果より、アップグレード後に問題が発生するアドオンプログラムの特定および修正方法、プログラムの依存関係を考慮した効率的テスト方法をご提案します。加えて、アップグレードプロジェクトフェーズにおいてプロジェクトマネジメントを支援する機能により、高品質かつ適正なコストによるアップグレード支援を行います。従来のアップグレード手法と比較し最大５０％（Ｐａｎａｙａ　実績値）のコスト削減も可能です。

（２）システムライフサイクル改善・運用
　アップグレード工程で得られたシステム環境の分析情報と、当社が「ＡＭＯサービス」として永年培ったアプリケーション運用ノウハウをもとに、システムライフサイクルの改善・運用コストの最適化を実現いたします。ＳＣＳＫの専門チームにおいて、お客様からのお問合せ窓口を一元化し、関連ベンダーと密に連携の上、システム障害対応、仕様確認、作業依頼などといった日々の運用をワンストップサービスでご提供いたします。サポート種類として、２４時間電話対応、オンサイト（企業拠点内）での運用・保守、各種レポーティングサービスなどさまざまなメニューを用意しており、これらメニューの中から、各企業の求めるサービスレベルに応じたメニューの選択が可能です。また、作業時間をもとにした「コストの見える化」を推進し、日々の運用コストの最適化を支援します。


３．販売目標

　２０１３年３月までに２５案件［売上１０億円］


■Ｐａｎａｙａ社について（http://www.panayainc.com/）
　Ｐａｎａｙａは２００６年、現ＣＥＯのＹｏｓｓｉ　Ｃｏｈｅｎ氏によりイスラエルに設立されました。Ｏｒａｃｌｅ　ＥＢＳおよびＳＡＰにおける変更管理に関する影響度分析をランタイムモデル（特許取得済）でシュミレーションし、ＥＲＰユーザーのライフタイムにわたるＴＣＯ削減に貢献します。Ｐａｎａｙａのソリューションはクラウドベースで提供していますのでご利用に際しては一切のハード・ソフトを必要としません。２０１２年１２月現在全世界で５００社以上のお客様にご利用いただいています。


※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。