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パナソニックヘルスケア、払い出された錠剤の計数確認を自動で行う「錠剤鑑査支援ロボット」を開発

2010-11-13

「病院まるごとロボット化」を加速

「錠剤鑑査支援ロボット」を開発
2010年度中の発売を目指す



 パナソニック ヘルスケア株式会社(本社:愛媛県東温市、代表取締役社長:山根 健司)は、近年増加傾向にある薬剤鑑査業務の作業負荷低減を目的に、払い出された錠剤の計数確認を自動で行う「錠剤鑑査支援ロボット」を開発しました。2010年度中の発売を目指してまいります。

 現在、薬剤鑑査では、処方箋に基づき薬剤の取り揃えを行った後、患者へ処方する前に、処方箋と薬剤が一致していることを目視によって全数照合しています。近年の慢性疾患患者の増加により、一包化薬(※)の長期処方が急増し、薬剤鑑査に対する薬剤師の負担が増大しており、錠剤の計数確認の自動化(標準化)による作業負荷軽減が求められていました。
 今回、当社が開発した「錠剤鑑査支援ロボット」は、画像処理技術により、錠剤包装後の正確な自動錠剤計数鑑査を実現しました。また、三洋電機の自動錠剤包装機との連携も可能です。
 「錠剤鑑査支援ロボット」の導入により、(1)調剤業務でのヒューマンエラーの撲滅、(2)薬剤業務全体の20%を占める鑑査業務の負荷を低減、(3)専門知識を活かし保険点数のつく業務へのシフト、などの効果が期待されております。

 現在、パナソニック ヘルスケア株式会社では、パナソニック株式会社と共同で推進している「ロボット事業化プロジェクト」の一環として、「病院まるごとロボット化」を目標に、医療従事者をアシストする医療福祉ロボットの事業展開を目指しています。2010年度は、「薬剤部まるごとロボット化」を中心に開発を進めており、4月には第1弾として「注射薬払出ロボットシステム」の販売を開始しました。
 さらに、現在、病院経営の合理化に貢献するシステムとして、自律制御により自動的に障害物を回避し病院内の搬送業務をサポートするロボット「HOSPI」の実証実験を、パナソニック株式会社と共同で、松下記念病院内で進めています。

 パナソニックグループは「世界に健やかなくらしを」のスローガンのもと、先進国の医療費削減、新興国の医療普及・衛生向上などの社会課題の解決に貢献し、世界中のより多くの人々に手が届く「アフォーダブル・ヘルスケア」を実現してまいります。


※:服薬時期が同じ薬や一回に何種類かの錠剤を薬包紙にまとめて一袋にすること。


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