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矢野経済研究所、中古車流通市場に関する調査結果を発表

2011-12-17

中古車流通市場に関する調査結果 2011
〜流通台数減少、需要縮小の中、ビジネスモデルの転換を迫られる関連事業者〜

(詳細はこちら)


【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて中古車流通市場の調査を実施した。


1.調査期間:2011年7月〜11月
2.調査対象:自動車メーカー、自動車ディーラー、オークション・入札会開催事業者、中古車販売事業者、自動車買取専門事業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用


<中古車流通市場とは>
 本調査における中古車流通市場とは、中古車車両販売に伴う一般ユーザーからの車両下取市場、一般ユーザーからの車両買取市場、業者間売買を行う中間流通市場(業販市場)、中古車輸出市場、リース会社からのリースアップ車両の売却市場、一般ユーザーに対する小売市場を対象とする。


【調査結果サマリー】
◆2010年中古車小売市場規模は台数ベースで215万台、金額ベースで2兆1,995億円、小売台数は2008年比90%と減少基調
 2010年の中古車小売市場規模は台数ベースで215万台、金額ベースで2兆1,995億円と推計した。前回調査の2008年と比較すると、新車購入補助制度※が中古車需要を取り込んだことで小売台数は25万台程度減少した。良質な中古車の供給不足と需要低迷により、中古車小売市場の拡大が見込みにくい状況である。
※2009年6月から2010年9月まで施行された制度で、正式名称は環境対応車普及促進対策費補助金である。

◆中古車流通台数が減少する中、車両と会員の囲い込みを進めるオークション市場
 中古車発生台数が減少している中、オークション事業者では在庫共有システムを自ら展開する動きや、リユースオークション(低年式過走行車両を中心に取引される場)での流札車両を買取る動きも散見され、中古車販売事業者支援策を拡充することによる出品車両と会員の囲い込みを強化しつつある。

◆車両の囲い込みが進む中で存在感を増す中古車買取市場
 良質な中古車となりやすい車両は、メーカー系ディーラーと中古車買取専門店が主な供給源となる。メーカー系ディーラーでは直接小売の動きが強まり、下取車両の囲い込みを進めることで、オークションへの出品台数を減少させている。一方、中古車買取市場は堅調に推移し、中古車流通市場における良質車両の供給源としての存在感を増しつつある。買取競争の激化により利幅の縮小が進みつつある中、利益創出に繋げる販売施策が重要性を増している。


【資料発刊】
 資料名:「中古車流通総覧 2011年版」
  http://www.yano.co.jp/market_reports/C53111200

*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照

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